ちょっとネタに詰ったので、名将言行録の気になったネタから。
戦国時代で加藤、といえば『清正』。
が、相場ですが、同時期に活躍した武将に加藤嘉明がいます。
※出典 ウィキペディア
誰?
と、言わないであげてください。
この人、織田信長が本能寺で文字通り『炎上』してしまって後、織田家の主導権を巡って羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳合戦で大活躍し、『七本鑓』の一人として賞されています。(七本槍が実際には9人いたとか、そういうところをツッこむのは別の機会に。。。)
また、豊臣秀吉の死去後、石田三成に恨みを持つ豊臣子飼いの7人の武将が三成襲撃を企てます。
この時の七将にも参加してたりします。
嘉明は、最終的に会津四十万石まで出世しますから、大したものです。
ちなみに、清正も嘉明も、自分の死後、子どもの代で江戸幕府から領地召し上げを喰らっています。
と、なると、
「あ~、アレ誰だっけ?賤ヶ岳の合戦の七本鑓で、石田三成襲撃の武将で子どもの代で駄目になった豊臣秀吉子飼いの武闘派戦国武将で、加藤・・・。」
「清正?」
「えーと、それじゃないんだよな。」
「だって、賤ヶ岳七本鑓で七将襲撃で死後改易って言えば清正じゃねぇか!」
と、友人同士で不和の原因にもなりかねない人な訳です。
この場合「伊予松山城作って会津で40万石」と付け加えれば「清正」ではなくなるんですけど、そんなの覚えられないよ!、このままじゃ俺友人無くしちゃうよ!とご不安のアナタには以下のエピソードをご紹介します。
『焼火箸』
家臣達がたき火をして火箸を焼けた灰の上に立てて置き、(熱せられた)火箸だとは知らずに誰かが触って驚くのを見よう、と、いうイタズラを考え、火箸をよく熱して誰か来るのを待っていた。
そしたら、なんと主君の嘉明がやってきて、知らずに火箸を取ってしまった。
手から煙が立ったが嘉明は騒がず、灰に「一」の字を書いてから、火箸を灰に差し込んでから、何事も無かったように、いつもと同じような体で皆と談笑した。
その後、医者にかかって治したが、犯人を捜すこともなく、そのままとなった。
いやいや、豪快なエピソードです。
焼火箸ドッキリを仕掛けようとしたら、主君が来ちゃった、という、ある意味、逆ドッキリが発生してしまった訳です。
意図せず。
しかも、原文では「手より烟立ちしかども」。
手から煙出たって・・・。
ほんなら「じゅ~」と音も出るだろうし、ちょっとした焼肉パーティー的な匂いが立ちこめたのかも知れません。
その現場に居合わせた部下の動揺たるや、相当なものだったでしょう。
嘉明は騒がなかったようですが、医者に見せたくらいですから相当な重傷です。
触った瞬間『あっつ!』と思ったんでしょうけど、それで騒ぐと戦国武将としての自分のプライドが許さなかったんでしょう。手から煙だしながら「一」なんて書いてしまったようです。
余計なことを。。。
「物語常の如くして」ということですが、そんな酷い火傷した状態だから、さぞかし痛かったことでしょう。
『嗚呼、早く冷やしてぇ。でも、でも、ここで俺が騒いだらこいつら一生俺のことを『ひとり焼肉』とか変なアダ名つけるだろうから、ここは我慢せねばぁぁぁぁ!』
そんな心境だったと想像してしまいます。
戦国時代の武将に産まれなくてよかった。
そんな気にさせられてしまうエピソードです。
これからは「あの、賤ヶ岳七本鑓で石田三成七将襲撃で死後改易された、あの、加藤・・・。ひとり焼肉の方!」て、言えば通じます。
多分。
戦国時代で加藤、といえば『清正』。
が、相場ですが、同時期に活躍した武将に加藤嘉明がいます。
※出典 ウィキペディア
誰?
と、言わないであげてください。
この人、織田信長が本能寺で文字通り『炎上』してしまって後、織田家の主導権を巡って羽柴秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳合戦で大活躍し、『七本鑓』の一人として賞されています。(七本槍が実際には9人いたとか、そういうところをツッこむのは別の機会に。。。)
また、豊臣秀吉の死去後、石田三成に恨みを持つ豊臣子飼いの7人の武将が三成襲撃を企てます。
この時の七将にも参加してたりします。
嘉明は、最終的に会津四十万石まで出世しますから、大したものです。
ちなみに、清正も嘉明も、自分の死後、子どもの代で江戸幕府から領地召し上げを喰らっています。
と、なると、
「あ~、アレ誰だっけ?賤ヶ岳の合戦の七本鑓で、石田三成襲撃の武将で子どもの代で駄目になった豊臣秀吉子飼いの武闘派戦国武将で、加藤・・・。」
「清正?」
「えーと、それじゃないんだよな。」
「だって、賤ヶ岳七本鑓で七将襲撃で死後改易って言えば清正じゃねぇか!」
と、友人同士で不和の原因にもなりかねない人な訳です。
この場合「伊予松山城作って会津で40万石」と付け加えれば「清正」ではなくなるんですけど、そんなの覚えられないよ!、このままじゃ俺友人無くしちゃうよ!とご不安のアナタには以下のエピソードをご紹介します。
『焼火箸』
家臣達がたき火をして火箸を焼けた灰の上に立てて置き、(熱せられた)火箸だとは知らずに誰かが触って驚くのを見よう、と、いうイタズラを考え、火箸をよく熱して誰か来るのを待っていた。
そしたら、なんと主君の嘉明がやってきて、知らずに火箸を取ってしまった。
手から煙が立ったが嘉明は騒がず、灰に「一」の字を書いてから、火箸を灰に差し込んでから、何事も無かったように、いつもと同じような体で皆と談笑した。
その後、医者にかかって治したが、犯人を捜すこともなく、そのままとなった。
いやいや、豪快なエピソードです。
焼火箸ドッキリを仕掛けようとしたら、主君が来ちゃった、という、ある意味、逆ドッキリが発生してしまった訳です。
意図せず。
しかも、原文では「手より烟立ちしかども」。
手から煙出たって・・・。
ほんなら「じゅ~」と音も出るだろうし、ちょっとした焼肉パーティー的な匂いが立ちこめたのかも知れません。
その現場に居合わせた部下の動揺たるや、相当なものだったでしょう。
嘉明は騒がなかったようですが、医者に見せたくらいですから相当な重傷です。
触った瞬間『あっつ!』と思ったんでしょうけど、それで騒ぐと戦国武将としての自分のプライドが許さなかったんでしょう。手から煙だしながら「一」なんて書いてしまったようです。
余計なことを。。。
「物語常の如くして」ということですが、そんな酷い火傷した状態だから、さぞかし痛かったことでしょう。
『嗚呼、早く冷やしてぇ。でも、でも、ここで俺が騒いだらこいつら一生俺のことを『ひとり焼肉』とか変なアダ名つけるだろうから、ここは我慢せねばぁぁぁぁ!』
そんな心境だったと想像してしまいます。
戦国時代の武将に産まれなくてよかった。
そんな気にさせられてしまうエピソードです。
これからは「あの、賤ヶ岳七本鑓で石田三成七将襲撃で死後改易された、あの、加藤・・・。ひとり焼肉の方!」て、言えば通じます。
多分。