田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ゴールデン・リバー(The Sisters Brothers)

2019年12月22日 17時13分15秒 | 日記

「the sisters brothers poster」の画像検索結果

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 「ディーパンの闘い」「君と歩く世界」「真夜中のピアニスト」などで知られるフランスの名匠ジャック・オーディアール監督が初めて手がけた英語劇で、ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドという豪華キャストを迎えて描いた西部劇サスペンス。2018年・第75回ベネチア国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した。ゴールドラッシュに沸く1851年、最強と呼ばれる殺し屋兄弟の兄イーライと弟チャーリーは、政府からの内密の依頼を受けて、黄金を探す化学式を発見したという化学者を追うことになる。政府との連絡係を務める男とともに化学者を追う兄弟だったが、ともに黄金に魅せられた男たちは、成り行きから手を組むことに。しかし、本来は組むはずのなかった4人が行動をともにしたことから、それぞれの思惑が交錯し、疑惑や友情などさまざまな感情が入り乱れていく。(映画.comより)

 

 

 <ちょっとネタバレ>

 少し遅れて田舎に到着。名作だと噂は聞いてました。ホアキンの作品にはずれはないですね、単に好みの問題かもしれないけれど、最近はそう思います。

 舞台は西部開拓時代。誰もが一獲千金を狙って目をぎょろつかせていた時代。父親が暴力でも振るう奴だったのか、とにかく環境に恵まれなかった兄弟は、他に道もなく殺し屋稼業をやってます。腕はいいので、今のところ仕事にあぶれることはありませんが、弟のホアキンは少し情緒不安定です。兄は歳の分落ち着いて見えますが、やっぱり「守るものを持つ」というところが精神力の強さになっているのではないかと思います。そんなヤクザな時代に、”黄金を作れる”なんていう科学者が現れたなら、みんな目の色が変わるのは当たり前で、我こそはと思うものが護衛につきたがるわ、襲ってくるわで、危ないこと極まりない。でもね、そんなうまい話があるわけありません。簡単に黄金なんか作れたら、大きな副作用があるのは当たり前。人生ぼろぼろになるのは目に見えています。まぁ黄金でなくても、こういう稼業の輩は、結果ぼろぼろになるのは一緒なのかもしれませんけれど。

 ホアキンは、リース・ウィザースプーンとの共演作でもよくできた兄を亡くした弟を演じていましたね。今回兄は亡くなるわけではありませんが、弟キャラなんですね。まぁ本当に弟ですものね(笑)。今作では、彼らを使う上司(雇い主)があんまり描かれず、中途であっさり亡くなったりして、欲深いキャラだったのか大人な人だったのか、よくわからなかったのが残念でした。

 ラストの、兄弟が実家に寄るシーンはじ~んと感動しました。流れ物は滅多に家に帰らないからか、女一人で住む母親も息子たちに銃をぶっ放しそうになるほどの警戒感。生きてられないですねぇ、みんな。人はどうして争うのか、という根源的な問題をまたもや考えてしまいました。みんな仲良く平和に暮らせるといいですね。

 あと、邦題。この兄弟は姓が「sister(s)」って言うんですね、だから「sisiters brothers」なんですね。ここをうまく邦題に生かせなかったのか、とちょっと思いました。

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