田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

複製された男(Enemy)

2014年08月07日 07時56分23秒 | 日記

 主演のジェイク・ギレンホールが1人2役を演じ、「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ監督のメガホンで、ポルトガル唯一のノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化。自分と瓜二つの人物の存在を知ってしまったことから、アイデンティティーが失われていく男の姿を描いたミステリー。大学の歴史講師アダムは、DVDでなにげなく鑑賞した映画の中に自分とそっくりの端役の俳優を発見する。驚いたアダムは、取り憑かれたようにその俳優アンソニーの居場所を突き止め、気づかれないよう監視するが、その後2人は対面し、顔、声、体格に加え生年月日も同じ、更には後天的にできた傷までもが同じ位置にあることを知る。やがて2人はそれぞれの恋人と妻を巻き込み、想像を絶する運命をたどる。(映画.comより)

 

 

う~ん、どうなんでしょうねぇ。思わせぶりな予告、ヒューさまの「プリズナーズ」の監督ということで、鑑賞してみたわけですが、まぁ蓋を開けてみれば、どうとでも解釈できる話とでも言いましょうか・・・。

主人公のジェイク・ギレンホールは、大学の歴史講師。しかし、同じことの繰り返しの毎日、仕事への情熱は失せているように見えます。その気持ちはわからんでもないですが、メラニー・ロランという超絶美人なガールフレンドがいて、おしゃれなアパートに住んでいる。現実的にはかなり恵まれているんですね。

そうやって怠惰に暮らしていたある日、同僚からあるDVDを勧められます。すると、そこには端役とは言え自分そっくりな俳優が!この同僚がそれを知ってて勧めたのかどうかは明らかにされませんが、しかし見れば見るほどそっくりです。

そこで彼について調べ始めるジェイク。その役者アンソニーは、いままで3本程度、それも端役でしか出てない三流役者だということがわかります。しかし、事務所などを調べて行くうちに、案外おしゃれなアパートに住み、美人の妻がいて、彼女は幸せなことに妊娠していることまでわかります。彼に接触を試みるジェイク。さて、どうなるのでしょうか。

 

 

<ここからは自己解釈による感想。ネタバレもあり>

冒頭にキューブリックの「アイズ・ワイド・シャット(だったっけかな?)」のようなシーンがあり、男たちが美人を鑑賞するクラブが映し出されます。美人たちは自慰行為をしたり、蜘蛛を踏み潰しかけたりと、意味深な行動をとっています。よく見ると彼女たちはアンソニーの妻だったり、たぶんメラニー・ロランもいたのかも。それを鑑賞している方は、多分アンソニーかな。

しかし、次の場面は何もなかったように、大学の歴史の授業。ジェイクの日常が映し出されます。そこから、上にかいたような物語が展開するわけです。

いろんなところにいろんな伏線があり、ジェイクの母にイザベラ・ロッセリーニが出てきたり、意味深なことばかりです。いちいち気にしてると余計頭がこんがらがります。所々に思いついたように「蜘蛛」が大小出て来ますし(笑)。

個人的には、今さらこんなテーマで、とも思うのですが、男の願望に尽きるのではないかと思います。どちらに転んでも美人のパートナーがいて、おしゃれなアパートがあって、生活臭もない。「お金に困った」などという話は一度も出てこなくて、秘密のクラブだって出入りは自由。

私は誰が存在するとかいうのではなくて、そもそもすべてが幻想だったのではないのかなぁ、と思います。乱暴な見方ですが、最初から何も存在しないと。

あんまりいろんな感想を読んで、いろいろ考えると疲れて来たので、そういうことにします(笑)。監督、ジェイク、ごめんなさいね。

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