2014年3月に他界したフランスの名匠アラン・レネの遺作で、「スモーキング/ノースモーキング」(1993)やベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作「六つの心」(06)と同様に、レネ監督が好んだイギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンの戯曲を映画化した作品。レネ監督の公私にわたるパートナーである女優のサビーヌ・アゼマやアンドレ・デュソリエらの出演で、男女の駆け引きを軽快に描いた。3組のカップルの共通の友人であり、カリスマ的な魅力を持つジョルジュの余命がわずかなことが明らかになる。ジョルジュの残りの人生を有意義なものにしようと、3組のカップルは一致団結するが、最後の夜を誰が一緒に過ごすかで各々の思惑が交錯。女たちにはジョルジュと友人以上だった過去があることが明らかになり、男たちは動揺するが……。(映画.comより)
<2018年11月24日鑑賞>
日本人の私から見ればtypicalなFrench movie。まさに”the French"なstory。すごいですねぇ。アラン・レネ監督の作品って見たことないんだけれど、これほどFrenchな作品、久しぶりに見た気がします。もっとも、原作はイギリスの本らしいですけど。だからかな、舞台がイギリスってことになってました。けど、そんな必要なかったと思う。
女性がいくつになっても美しく、自由奔放。愛されるべきだと誰もが自信を持っているところが魅力的。若さ至上主義でひたすら歳を重ねることを嫌い「おばはん」と蔑む日本の文化とは雲泥の差。ヒガんでいるわけではありません、現実です。
4人の女性を翻弄するジョルジュはとうとう最後まで姿を見せず。こういう構成、ありますよね。男たちもどれだけ好き勝手言っても、やっぱり女房を愛してる。それは口数の少ない日本男性も同じかもしれないけれど。少し長いし、最初は少々退屈だと思ったけれど、話が進むにつれてどんどんおもしろくなりました。結果、楽しかったですね。時間のある時にお勧めです。
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