田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(Grace of Monaco)

2014年11月19日 07時43分58秒 | 日記

Grace of Monaco

“世紀の結婚式”から6年経った1962年、グレース・ケリーは、いまだにモナコ宮殿のしきたりに馴染めずにいた。社交の場で女性が政治に意見するのは「アメリカ流」だと皮肉られ、夫のレーニエからも公の場では美しいだけの人形でいることを望まれる。失意のグレースがヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされたとき、レーニエは過去最大の危機に直面する。フランスのシャルル・ド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに強要、承諾しなければ「モナコをフランス領にする」という声明を出したのだ。
 窮地のなかグレースは、自分にしかできない秘策を考え出す。外交儀礼の特訓を受けて、完璧な公妃の“役作り”に励み、ド・ゴールを含む各国の指導者を招いたパーティという“舞台”を用意。果たしてグレースが自ら書いた“脚本”のクライマックスとなる、運命を握るスピーチとは──?(ギャガホームページより)

 

 

 まぁ・・・すごい。宮殿の中がこれほど住みづらいとは。「フューリー」のブラピも真っ青だね。まさに命がけ。皇族はどこでも大変だろうし、中国の帝の映画だって暗殺計画ばかり。どこもここもつらいのは同じだろうけれど、あんな豊かな小国でもこれほどの苦難があるなんて。

映画を見るまえは、もっと華やかな映画だろうと思っていました。グレース・ケリーの苦難が描かれるとは言っても予想できる範囲くらいで・・・と、少しなめていました。こんなにシリアスな映画だとは予想していなかったです。

やはり「大国に守られた小国」というのは、やりづらいですね。自前の軍隊を持たず(日本でもそうですが)、税金の安さもフランスの庇護の元、可能になっている。そんななか、その「タックスヘイブン」を目指してフランス国内からモナコへと、企業が流出してゆくのですから、本国が黙っているはずがありません。「そちらでも相応の税金をかけろ。従わなければ併合するぞ」・・・まぁ、当たり前の発想ですよね。近い親族の裏切りも重なり、モナコ王室は追い詰められてゆきます。

そんな国家危機の中、王妃は持ち前の社交性と人脈で赤十字主催のパーティを開き、そこで世界の要人を相手にスピーチを披露するのです。テーマは「愛」。世界は争っている場合ではないのです。

しかしなぁ・・・このお話、どこまでが実話なんでしょうか。王国のプリンスとの愛、子供たちへの愛、そして世界の子供たちが等しく幸せであるようにと願う愛は認めますが、だからといって国家の政策までが変わるのでしょうか。

元々は、赤十字のパーティなんてお金持ちの夫人たちの集まり。夫の地位が高いだけで、自分まで偉いような顔をして着飾り、パーティを開くお金はあっても、古い病院を修理するお金なんてない、と平気でのたまうような女たちの集まりです。「王妃の言いなりなんてまっぴらゴメンよ」「なによ、女優のくせに」なんてことを日常言ってるのですから。権力に執着する男達、妬み嫉みで生きている女達。ヒトの本質は怖いです。

ともかく、王妃の感動的なスピーチによってフランスの強硬策は緩和されるのですから驚きです。そんなものなのかなぁ。政治なんて、案外感情なんですね(笑)。

ニコール・キッドマンは、思いのほかハマってました。年齢的にも無理があるのでは・・・と、当初思っていたのですが、ティム・ロスとのバランスもよかったし、さすがの演技でした。

脇を固めるディレク・ジャコビやフランク・ランジェラもよかったし、もちろんティム・ロスも。

楽しめました。

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