おかるとのヲタク日記

咲 -saki-、ラブライカ、百合、true tears、かなふみ、ガルパン

true tears 最終回まで視聴した後で見直す 第9話 「なかなか飛べないね…」Aパート

2008-04-22 | true tears
13話までを知った上で、9話から振り返ります。
true tears、こんなに深いのかというくらい深いです。
なんで9話からかっていうと、なんとなく(笑) 長くて申し訳ない。

比呂美は事故ってもエロいから困る(笑)

冒頭、いきなりバイクで事故ります。
ここの、雪から這い出す比呂美。大変不謹慎なのは分かってますが、

比呂美は事故ってもエロいから困る(笑)

さらに、この、へたり込み方。

比呂美は、へたり込んでもエロいから困る(笑)

比呂美は、へたり込んでもエロいから困る(笑)

裸を見せるわけじゃない、パンチラがあるわけでもない。なのに、この尋常じゃないエロさ。すばらしい。
特に、左から2番目上のカット。何、この可愛らしい小動物は?
左から2番目下のカット。何、このギリギリなチラリズムは?(*^_^*)


火にあたっている比呂美

事故の後、比呂美の会話や、火にあたっていることに、『ひでー女だ』みたいなblogも、ちらほらありました。分かっていて、あえて突っ込んでるんじゃなくて。「(笑)」とか「www」みたいなのが無いですからね。

でも、これ、事故に遭遇した状況からすれば、当たり前なんですよね。
予想だにしないことが発生すると、人間の脳には、防御回路があるらしく、それによって、基本的な感情部分がサクッとOFFになる。それが証拠に、比呂美の台詞が淡々と事実を述べているだけ。火にあたっているのも、寒いから当然の行為。
しかし、この後、眞一郎が登場すると、表情に感情が戻ってきます。

眞一郎が登場すると、比呂美の表情に感情が戻ってきます

純も同じで、わりと素のままになってる。
数多くの比呂美ファンを敵に回している純ですが、本来の彼は良い奴なんだろうなってのがわかります。
事故ったそもそもの原因は、比呂美の無茶な要求だったのに、一言も比呂美を責めない。この後どうするかという事象だけを述べてる。

true tears得意の対比の演出

このシーン、true tears得意の対比の演出です。
片や、本当の兄妹で、兄は妹への想いを封印している。
片や、この段階では兄妹疑惑のある、仮想兄妹で、妹は兄への想いを封印している。
わざわざ比呂美の誕生日の設定を眞一郎よりも後にして、仮想兄妹にすることで、対比させてるわけですね。


眞一郎と眼を直接合わせられない比呂美

まず、比呂美は眞一郎が来てくれたってことだけで、胸がいっぱいになっているはず。
すると、自分がしてしまったことの気まずさに気付くので、眼を直接合わせられなくなります。
しかも、眞一郎がかなり怒っているっぽく見えるので、そういう意味でも眼を合わせられないですよね。

眞一郎は、一言「良かった」と言って抱きしめる

ところが、眞一郎は、一言「良かった」と言って抱きしめてくれるわけです。
ここ、いくつかのblogとかで『ひっぱたけ』みたいな意見もありました。良くドラマとかである、頬をぶって、怒ったり泣いたりして諭す、みたいな感じなんだろうと思います。でも、それだと上から目線だったり、自分の感情を押しつけているとも言えます。
対して、一言「良かった」と言って抱きしめる、という行為は、それよりも一段上のレベルですよね。
比呂美のした行為そのものについては、ある種、どうでもよくて、ただ、比呂美というその人が無事であったことに本当に感謝している。これは比呂美を本当に大切に想っている最大級の表現なんだろうと。
今、気がついたけど、この抱きしめる瞬間の眞一郎の作画、凄いですね。
泣きそうな、でもホッと安心したような、すごい優しい良い表情。原画マンを褒めてあげたい。

比呂美もそれがわかっているから、自然と涙が出る。

比呂美もそれがわかっているから、自然と涙が出る。

このシーンは、絶対に、眞一郎が比呂美を「見つけ」ないといけないんですね。
仮に、警察に保護されたりして、自宅に連れてこられた比呂美を同じように抱きしめても、駄目なんです。
眞一郎が比呂美に対して、アクションを起こさないと比呂美は満たされない。
10話では、チャリンコで比呂美を追いかける、そして、13話では、眞一郎から比呂美へ告白(プロポーズ)。大事な場面では、必ず眞一郎の行為によって満たされた比呂美が(嬉し)涙を流します。



だからこそ、乃絵は、敏感に察知するわけですね、眞一郎の気持ちを。
そしてもう一人、純も眞一郎の気持ちを察知します。ここまでの話で何となく察知していたのですが、ここで確定しちゃう。



これは純にとっては最も困る非常事態です。
自分の乃絵への気持ちは直接表現できないからこそ、乃絵に眞一郎という彼氏を用意してやることがその代替表現だったのに、その肝心の眞一郎の本当の気持ちは、比呂美に向いている。乃絵がすべてである純には、これは何としても避けなければならない事態ですね。これが、この後の純の行動に表れてきます。


比呂美を捜していた眞一郎の母親

比呂美を捜していた眞一郎の母親。この表情が、この人の本来の姿なんですよね。
ところが、タクシーで戻ってきた比呂美と対峙している時は、ちょっとキツめになってしまう。
今だからわかる、実は比呂美と同じ性格の持ち主。素直になれない。
逆に比呂美は、眞一郎に抱きしめられたことで、精神的に満たされているのと、自分がした行為への後ろめたさから、素直に謝る。
ここで比呂美を部屋まで連れて行くのは、着替えさせる目的もあるけど、二人っきりになりたいという目的もあったのではないかと。
比呂美はきっと何か言われると思って身構えてるわけですが、さらっと「着替えなさい」。たぶん、比呂美は「?」と思ってる。

そんなこと、あるわけないじゃない…」

「そんなこと、あるわけないじゃない…」
は、素直になれないこの人の精一杯の譲歩なんだろうなぁと。
実は、少し前までに、言おう言おうとしていたんだけど、タイミングを逃してたんですよね…。



で、ここで眞一郎が部屋に入ってくるわけですが、比呂美は強引に着替えることで眞一郎にやんわりと退出を促します。
これは、もう眞一郎が母親に食ってかかる必要がなくなったよ、ということで、ある種、母親に助け船を出してることになります。
そして、母親も反論も何もしないで黙って聞いている。
二人の間には、「そんなこと、あるわけないじゃない…」の一言で、ある種の和解が成立したんですね。

今、気がついたけど、ここの眞一郎を黙って見つめた後、比呂美を見る眞一郎の母親、眞一郎と比呂美が相思相愛ってことを確信したっぱく見えますね。その後の比呂美と視線が合ったときの数秒の間が、「そうなのね?」って見えない会話をしている感じ。

まあ、眞一郎にしてみれば、勇んで駆けつけたのに、サクッと追い返されちゃったので、そりゃ「何なんだよ」ってご立腹になるのも無理はない。比呂美のために、がんばったのにね(笑)



それにしても比呂美さん、この日は、ローライズなパンツ穿いてるんですか?
この腰骨の悩ましいラインは何ですか?(笑)


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