4月、もう春山シーズンとなった初旬の日曜日は、今期2回目の
ニセコ「チセヌプリ(1,134m)」でバックカントリーです
この時刻の頂上の視界(うしろは白いけど)まずまずです
4月に入ってからの北海道内は寒の戻りで、連日平地でも
雪が舞い降りる天気が続いていますね。
といって市街地には降雪というほど雪が残ってといるわけ
ではなく、すでにタイヤ交換を済ませてしまった皆さんも
胸をなでおろしているでしょう。
さて、山の状況はどうでしょうか?
今日は、Motoさん、Aotさんと三人でBC登山と決めていて、
天気が良ければニセコ、シャクナゲ岳へ行こうと話していました。
6時に待合せ、その後藤野を出て中山峠で積雪がどれくらいか確認
すると、意外にも新雪はそう多くなく..、
辺りの景色が一変するほどでもありません
果たしてニセコに近づいたときの景色はどうなんでしょう?
■8:30 旧チセヌプリスキー場駐車場
そいうことで、旧チセのスキー場駐車場に近づくと、
積雪量は中山峠と変わらないものの、人気の少ない普段の山域の様子
とはちょっと違う雰囲気です
駐車場入り口には警備服を着たシルバーの案内係さんが、
順次到着してくる車両をテキパキと誘導しています。
なんと、本日は、
シーズン最後を飾るクロスカントリースキー大会
参加するも良し、観戦するも良し
(な~んて大会があることなんてToshiは知りません)
ともあれ、
大会関係者以外は入山禁止ということでもなく、
BC客はBC客で山に登る人は皆“千客万来”っていうこの町の
スタイルは非常に好感の持てるところです
沢山のスノーモービルの往来はクロカンの設営関係者だった
旧スキー場のゲレンデを登りながら観察するに..、
どうやらクロカンのコースのすべてがスキー場内だけで行われるので
はなく、最長の30kmレースは、シャクナゲ岳とチセヌプリのコルから
さらに先の神仙沼にまで及んでいます
コースは下の看板に書かれている通りで広範囲(下山後に撮影)
コースには朝からスノーモービルの往来が多く、煩いなぁ~と思い
ながら登っていましたが、本日は我々がアウトサイダーなので、
邪険にされないだけでも“有り難い”と考えるべくでしょうか?
コースから外れてスノーモービル跡が無くなっても、
ゲレンデ内はどこも雪が締まっていてツボ足OKです。
そうそう、
Aotさんは、本日スキーのシールを忘れてきたので、登りは終始
スキーを背負ってツボ足スタイルです。
ザック+スキーの重量&スキー靴の登りにくさ感ですね
■9:25 リフト最終降り場標高地点
駐車場からここまでをほぼ予定通りの時間で登ってきたけれど、
このままツボ足スタイルのAotさんの疲労度を考えて、
ここから先、シャクナゲ岳からチセヌプリに登る山を変更しま
した。
(結果的に、シャクナゲ岳とチセヌプリの広大なコルがクロカン
コースになっていたので、シャクナゲ岳回避は正解)
シャクナゲ岳はこの日一日中姿を表してくれていて、ずいぶんと
励みになりました。
また来春やって来ま~す
この辺りから眼前に近づいてくるチセヌプリ頂上に目標を
定めて標高差270mを登っていきます
(見た目よりは少ない標高差)
標高はチセヌプリより低くても姿かたちはシャクナゲ岳
10cm強の深雪があったことがスキーにもツボ足、そして
Toshiのスノーシューにもそれぞれ幸いで、登りやすぃぃ
近づく近づくチセヌプリぃ~
春というのに気温はマイナスで、
樹林帯を抱えないところの風はけっこう吹いていて、
体感温度は冬山です。
Toshiとお揃いの黄色いジャケットMotoさん、この会最年長
ときより陽が注すと温かい感じがするんだけどねぇ~
これも予報通りかなぁ~
空の青みが増す時刻はもっと後、今は坂の上の雲が流れていま~す
アンヌプリと..さらに後ろに聳える羊蹄山がこの時刻捕えられない..
けっこう足に来たというAotさんもその後到着して、
当然頂上では記念撮影をします。
■11:00 頂上 (中央がシャクナゲ岳)
実は、BC客さんの殆どが頂上を踏むことを目的として
おらず、滑りを開始できる最高標高点まできた時点で、
そこから下りはじめるんです
だからなんなんだと言われそうですが、
せっかくだからあと5分歩いて頂上に立った方が、
気分が良くありはしませんか~?
というのがToshiの見解です
団体さんの中で唯一頂上にやって来たのはワンコでした
賢こそうなワンちゃんですが、放し飼いの登山犬は
マナー違反と指摘する人が居ることを飼い主は御認識を
さて、
毎度チセヌプリ頂上からの景色は、夏も冬も今一つ頂上観
に欠けるため、長居せずに我らも記念撮影後は速やかに
滑走開始しますよ。
■11:15 滑走(下山)開始
時間も時間なので一端登り返し地点まで降って、昼食と
しましょう。
■11:25 休憩および雪崩講習
今日もMotoさんには手稲区で有名なお店の“焼き芋”を
ご馳走になりました
毎度のことながら、山で食べるには本当に良い行動食
と思います
有難うございました。
そして、昼食の後は、簡易の雪崩講習会です
MotoさんとAotさんは、この度ビーコンを揃えたばかり
なので、ビーコンによる探索をメインに1時間ほど
訓練らしきものを行いました。
いざという時がないよう事前に行えることを行い、
万一の時は、慌てずに役割分担して捜索にあたる・・
今年は、雪が春山仕様に変ってしまいましたが、来年以降
はシーズン初めに1度は行いたい行事であります。
(この季節はもう弱層テストを行える状態でなく、緩むとすべて
が弱層といってもいいぐらいの雪質なので、スコップ入れる
のもゆるくないです)
装備も高いものと安いもの、ピンキリだけどそれなりに差はありそう..
今は雪崩のリスク回避、さらには遭難のリスク回避のため
に随分便利なものが世に出回るようになりました。
スマホもその1つで、高いGPSを購入せずとも位置確認ができ、
危険を知らせる術も増しているようです。
これがあれば万全ということはなく、
できることなら便利なツールは複数使い分け、
バックアップしておくことも大事でしょう
■12:50 下山
それでは下りの様子は短めに編集したGopro動画でね
(まったく不釣り合いなBGMもご愛嬌ということでひ・と・つ)
180408チセヌプリBC from Toshi.T on Vimeo.[2:53]
~
■13:05 駐車場
ここにやってきたら定番で入る雪秩父の硫黄の匂いは
今もプンプンしてま~す
(それにしても大会参加者で今日は随分と混み合っていました)
皆さんToshiの“忘れ物”が伝染して、
この日、Aotさんがシールを忘れ、
Toshiは湯タオルを忘れMotoさんに借りました
そのMotoさんは、お帰りの際、Aotさんの車両に
入浴後の着替えを忘れたようです
忘れ物しないで生活できている人が居るとすれば、
それは凄いことですね~
ここにも出没Red Bull car
それではまた来週~
まぁ、なんだかんだで楽しそうでよかばい(笑)
オイラも先日、嫁はんの実家にジャンパーを
忘れてきたけんねぇ。
置き忘れた物が後々「人の命に関わるようなもの」
でなか限り、困るのは大抵本人だけやけん
ハハハと笑って済ませまっしょい。
それにしても北海道はまだまだ白かねぇ・・
トシクンのBCももうしばらくは楽しめるばいな。
今週も笑顔の報告、ありがとさん♪
忘れ物王、忘れ物大将、忘れん坊将軍!いろいろ言われていますが、
本人、たぐぴー♪さーが言うところの「命に関わる・・」忘れ物でない
忘れ物ばかりなので身に染みておりまっしぇん!
性格がよくないと思うのは、そのだいたいを人のせいにして、一夜明けたら
忘れるようにしています(笑)
たぐぴー♪さーのお嫁さんお母上がたぐぴーさーのジャンパー来て買い物
している画像をFacebookで是非アップしてくりやんせ。
皆で楽しみもーそー