さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

干支の話≪寅≫

2009年02月25日 20時54分00秒 | 十二支の話

 

【 寅・虎の文字の語源 】

 

 「寅」は“矢”と“𦥑”(キョク) (手を組む意)との合字である。

郭沫若は、

甲骨学文字篇巻十四で「矢を捧げる形」

と言っている。だが、ある学者は、

両手(𦥑)で矢竹の曲がりをまっすぐに伸ばす

で、正確に的を射ることを意味する。という。

 

「𦥑」・・・手を合わせ協力することを表す象形文字

下の「ハ」は人を表している。

また、謹しむの意もあり、大地に根をはって

じっと発芽の時期を待ち、初めて地上に生ずることである。

 

(クリックで大きく) 

 

「寅」の音読みは“シ” (矢)軽音で“イン”という。

 

「寅」・・・十二支の第3番目 

 

〔方角〕   東北東

〔時刻〕 午前4時(または午前3時~午前5時の間)

 

「虎」・・・“虍”(コ)と“儿”(ニン)の合字である。

上の“虍”はトラの皮の文様をあらわし、

下の“儿”は人の足の形をそのまま

トラの足の形とみて作ったもの。

 

 

 「虎」の語源は、

中国の福建から広東にかけての華南方言からである。

古くトラのことを“タイラ”と呼んだのに起こり、

“トラは虎うる也。人をとらゆる獣”

というところからきた、と『日本釈明』に記されている。

 

“虍” (とらかんむり)の字は102あり、

「慮(リョ)」「虐(ギャク)」「彪(ヒョウ)」

などが、よく使われている。

 

 

 『十二支のE~話』:戸出 武著 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アクセス・ランキング | トップ | デジブック≪旅御膳≫ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漢字には (ドクターKです)
2009-02-25 23:14:25
色々語源が有る事は知っていましたが
調べると成る程と思わされます
先人は知恵が有ったのですね
0からすべてを生み出したのだから
返信する
虎ですか… (ケロ)
2009-02-26 00:20:16
そんなわたしは、虎年です。
以前、上司に「おまえはメスのトラだ」って言われたことがあります
返信する
ドクターKさんへ♪ (obichan)
2009-02-27 22:16:11
寅が正確に矢を射ることとは今まで知りませんでした。
でも象形文字をみると本当になるほどと思いますね。
最近は小学生から語源を調べるよう教える先生も増えているようですね。
楽しい授業で興味わくわくだと思います。
返信する
ケロちゃんへ♪ (obichan)
2009-02-27 22:23:00
トラは家族を大事にするんですよ。
特にメスはしっかり子育てするようです。
人間ならとてもよいお父さんになりそうですね。
今の教育は男・女区別したらだめなんですよ。
私はそうは思いませんけどね・・。

うちのゆうちゃんも寅年ですよ。
返信する

十二支の話」カテゴリの最新記事