【 寅・虎の文字の語源 】
「寅」は“矢”と“𦥑”(キョク) (手を組む意)との合字である。
郭沫若は、
甲骨学文字篇巻十四で「矢を捧げる形」
と言っている。だが、ある学者は、
両手(𦥑)で矢竹の曲がりをまっすぐに伸ばす形
で、正確に的を射ることを意味する。という。
「𦥑」・・・手を合わせ協力することを表す象形文字。
下の「ハ」は人を表している。
また、寅は謹しむの意もあり、大地に根をはって
じっと発芽の時期を待ち、初めて地上に生ずることである。
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「寅」の音読みは“シ” (矢)軽音で“イン”という。
「寅」・・・十二支の第3番目
〔方角〕 東北東
〔時刻〕 午前4時(または午前3時~午前5時の間)
「虎」・・・“虍”(コ)と“儿”(ニン)の合字である。
上の“虍”はトラの皮の文様をあらわし、
下の“儿”は人の足の形をそのまま
トラの足の形とみて作ったもの。
「虎」の語源は、
中国の福建から広東にかけての華南方言からである。
古くトラのことを“タイラ”と呼んだのに起こり、
“トラは虎うる也。人をとらゆる獣”
というところからきた、と『日本釈明』に記されている。
“虍” (とらかんむり)の字は102あり、
「慮(リョ)」「虐(ギャク)」「彪(ヒョウ)」
などが、よく使われている。
『十二支のE~話』:戸出 武著
調べると成る程と思わされます
先人は知恵が有ったのですね
0からすべてを生み出したのだから
以前、上司に「おまえはメスのトラだ」って言われたことがあります
でも象形文字をみると本当になるほどと思いますね。
最近は小学生から語源を調べるよう教える先生も増えているようですね。
楽しい授業で興味わくわくだと思います。
特にメスはしっかり子育てするようです。
人間ならとてもよいお父さんになりそうですね。
今の教育は男・女区別したらだめなんですよ。
私はそうは思いませんけどね・・。
うちのゆうちゃんも寅年ですよ。