さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

纒向(まきむく)≪地名由来≫

2010年10月14日 13時11分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名

   纒向(まきむく)】


「邪馬台国」の候補地として有名。
『万葉集』に「巻目(まきもく)の由槻(ゆつき)が嶽(たけ)」とあり、
マイボクに訛る。
「巻向の山辺…」(巻七-1269)と詠まれた巻向川流域の傾斜地。

中世の「野辺の庄」。
また、車谷といわれるように水車の多い所。
山辺の傾斜平地で、牛馬飼育の最適地となる。

「邑外これ郊という、郊外これを牧という」・・・『爾雅(じが)』
                           (=中国の辞書)
「牧」は「枚」と同意で、大阪府に「枚方(ひらかた)」「枚岡(ひらおか)」の地名がある。
大和国中ではもっとも豊かに夕日に向う斜面で、「雄略記」に
「纒向の日代(ひしろ)の宮は、朝日の日照る宮、夕日の日がける宮」といわれた。

纒向の「向」は「向原」「向田」「向島」「向山」の地名があるように、
ムク・ムカイ・ムコウ「その方向に向う」「向かい合う」こと。
「互いに向かい合う」→巻向川の南北に向かい合う牧(地域)かも。
  


関連ページはこちら→ 「(伊)古代珍姓珍釈篇」へ行く。


 
 『奈良の地名由来辞典』 池田末則:編






纒向地域には初期古墳が連なっている。

2009年5月、その中にある箸墓古墳の建造年代が、卑弥呼の
死んだと言われる西暦247年と、ほぼ一致したという研究結果が
発表された。
「奈良・纒向遺跡:3世紀の大型建物跡 卑弥呼の宮殿の可能性」
というTV番組もあったようで検索したらいろいろでてきた。

これまで300年にわたって論争を呼んできた邪馬台国の場所が、
この奈良に間違いないだろうといわれているらしい。



あることないこと、様々な憶測が論議されてきたようだが、
書の無かった時代の日本のことは、当時戸籍まで作られていた
中国の書にしか載っていない。
なので、後に携わった人の考えによるものが殆どだろうと思う。

嘘か真実かなんて、今の時代の私たちにわかるはずもない。
だからこそ、研究者でないものが、遥か古の生活を想像しながら
あれこれと談義するのは、コミュニケーションの一つとしては
結構盛り上がって面白いものなのかもね。






関連検索記事「ちょっといい話」は→ こちら



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