さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

干支の話≪亥≫

2009年10月06日 14時48分48秒 | 十二支の話

   

【 亥・猪の文字の語源 】

 

 「亥」・・・豕(いのこ・ぶた)の象形文字。

「核」と同義語

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(次代の種(たね)となる意味があり、

新しい生命の内蔵を表す

 

鋳方貞亮著『日本古代家畜史』によれば、

猪の吠声が“ウィー”または“ウー”なので、

これから「イ」となったようである。

音読みは“カイ”

 

『説文』によると、「亥は古文の豕なり、豕と同じ」

『説文解字』によると、亥は、上を表す「亠(とう・ず)」

下は男女が二人並んで何事かをはらんでいる姿を表している。 

 

「亥」・・・十二支の第12番目

 

〔方角〕   北北西

〔時刻〕 午後10時(または午後9時~午後11時の間)

 

「猪」・・・猪は俗字であって、本字は

     「豬」と豕偏になっている。

 

「猪」は我が国では、

“イノシシ”というのが普通であるが、

“イノコ”とか単に“シシ”とも呼ばれる。

 

 

 「猪と豚」

イノシシのシシは、肉のことで、昔は獣類全般の通称

であったが、特に猪の肉が美味であるとして、

シシの代名詞となった。

イノシシとブタの違いは、猪は野生のもの、

豚は家畜で食糧とされるものとなっているが、

豚という字を書いてイノシシをあらわしていることが多い。

「豚」という字は日本独自の漢字。

(中国で豚肉=猪肉) 

 

「イノシシ紙幣」

俗に「イノシシ」と呼ばれる十円札に“表猪”と”裏猪”がある。

“表猪”・・・明治23年 (1890年) に発行。

           日本銀行兌換券で、表に和気清麻呂の肖像と

           その外枠の上段に6匹、下段に2匹、計8匹の

           イノシシが、思い思いの格好で描かれている。    

“裏猪”・・・明治32年、亥年にちなんで発行。

       表には右に清麻呂像、左に清麻呂を祀る

          京都護王神社の社殿とその前に置かれている

         狛犬がわりの狛猪の石像の絵が入っており、

           今まで表に8匹いたうちの一匹が減って、裏面の

          中央に左向きの猪が一匹大きく書かれている。

 

 

もうひとつ、「亥の子(いのこ)」

について書いていたんですが、

「亥の子餅」って聞いたことなくて調べていたら

いろんなのが出てきて面白かったので、別にしました。

「亥の子(いのこ)」の記事は→こちら

こ狛犬が「」まいぬ

いのこ

「イノシ「」シ紙幣」いのし

 『十二支のE~話』『(続)十二支のE~話』

 戸出 武著より  

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