喫茶ビジュウ
明るくて開放的な店内。
第1印象は「スタイリッシュ」なのだけど、しばらくいると印象は「温かい」に変わってきます。
あるテーブルでは、高校生のカップルが一生懸命勉強しており、
あるテーブルでは、若いお母さんたちが子供をだっこしながら、おしゃべりを楽しんでいる。
カウンターでは、近所の社長さんらしきおじ様が、マスター相手に最近の景気について熱く論じている。
この雰囲気は、いつぞや何かのテレビドラマで見たことがあるような…
街のコミュニティスポットにもなっている素敵なお店にお邪魔しました。
「喫茶ビジュウ」さんです。
国分町通りを北上し、作並街道を渡った所にあるカフェです。
お隣は映画館の「フォーラム仙台」。
カウンター席に腰かけ、私は「みやぎ総文２０１７」でいただいた、
「第31回全国高等学校文芸コンクール 全国高校生文芸集」に目を通します。
注文したのは「バナーヌココタルト」とアイスコーヒー。（合わせて750円也）
どうです？このタルトの照りときたら！
レンズ越しでもうっとりしました。
もちろん、おいしかったです。
高校生の主人公が自分の進路について思い悩むという作品を熟読しておりました。
希望する進路があるのに、諸事情で進むことができない人もいれば、
自由に進路を決めることができるのに、何をして良いか分からず苦しむ人もいる。
人生はホント、色々であります。
主人公を見守る家族の優しさを描写した場面では、私、思わずうるっときてしまいました。
イヤイヤ、ここで泣いてはいかんと、グラスを手に取り、一口アイスコーヒーを含むアラフィフのおばさん。
そんなおばさんにも優しいお店であります。
作並街道の近くにこんな良いカフェがあったとは。
うれしいなぁ。
フードはものすごく充実していて、お食事からデザートまでお腹の空き具合に応じて選べるので、
いつ行っても大丈夫。
こちらがパンネクック。ものすごくお腹に溜まります。
「パンネクック」というオランダのパンケーキやブリュッセルワッフルなど
他店では見ることのない珍しいメニューもあります。
トッピングは確かバナナとラムレーズン。他にも色々あります。
作並街道を歩く機会がますます増えそうな予感がします。
