コツコツ歩き隊!

お花で一休み(171) 学術上珍奇な種の木

美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。

桂(カツラ)の木と言えば、ハート型の葉っぱで、よく庭木や街路樹として植えられる人気の樹木であります。

私はこの木が好きなので、札幌ドームを散策した時、散策マップに「シダレカツラ」の木があることを知り、見に行きました。



カツラの枝は直立型でありますが、なるほど、このカツラの枝は確かにしだれております。


バス停口のトンネルの中から見ることができます。

なぜ、わざわざマップに載せたのか。
何か特別な木なのか、不思議に思って調べてみました。
すると、以下のことが分かりました。
  • 約300年前、花巻市大迫町内川目(うちかわめ)の山中で発見。
  • 元来、桂の木は直立型の枝を生じるのにし、「シダレカツラ」」はしだれており、学術上珍奇な種である。
  • 発見された「シダレカツラ」は妙泉寺→瀧源寺 (盛岡市)と移植されたが、約200年後の天保6年に寺の補修材を兼ねて、伐採されてしまった
  • 現在存在する「シダレカツラ」は、そのヒコバエが成長したものである。
  • ヒコバエ(蘖)とは、樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと。
    太い幹に対して、孫(ひこ)に見立てて「ひこばえ(孫生え)」という。
  • 瀧源寺以外にも盛岡市門(かど)と同市肴町にあるが、いずれも瀧源寺のヒコバエを移植したものである。
  • 瀧源寺の「シダレカツラ」と、上記の「シダレカツラ」は、国の天然記念物となっている。
調べるほどに、すごく珍しい木であることがわかる「シダレカツラ」。
札幌にも移植されているようで、札幌ドーム以外にも北海道庁赤レンガ庁舎の池のほとりにあるようです。
日本各地に移植されているようなので、皆さんの近所にもあるかもしれません。
調べてみると良いでしょう。

それにしても1回伐採しちゃったのに、よく持ち直しましたね。
札幌ドームで見ることができて良かったです。

<参考資料>

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