今日の一枚
今年のウォーキングは目標の距離を2100kmとしたので、
せっせ、せっせと歩かねば、という思いにかられ、とにかく頑張って歩くようにしております。
先日も、「恐竜展」（国立科学博物館・東京都台東区）の後、
浅草方面に行くか、町屋方面に行くか、悩んだ結果、
電車賃を浮かすことができる町屋方面に向って歩くことにしました。
こちらの方面は東京メトロ千代田線沿線を歩くので、辛くなったら、すぐ地下鉄に乗れるというメリットもあります。
まずは、上野公園から不忍通りに向かって歩き始めたのですが、
途中で、ウォーキングを始める前に立ち寄ったスターバックスの客席から眺めた風景を思い出し、
写真に収めなかったことを後悔しました。
（その風景については先日の記事「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」の冒頭に記してあります。）
戻る気にもならなかったので、代わりに何か「冬の雨」を連想させる風景を写真に収めようと思い、
帰り道は突然、一人撮影会になったのでありました。
（注：この日は雨で既に日が暮れておりました。）
それにしても「冬の雨」というテーマは自分で作ったにもかかわらず、難しかったのであります。
暗い中、雨が降っているのが分かるように撮影することができません。
ライトの光に雨が照らされている様子を撮ろうと思うと、光がぼやけて、正体が分からない写真になってしまいます。
水たまりを撮ろうとすると、水たまりに映しだされる物体を選ばなければなりません。
赤ちょうちんなんかいいんじゃないかと思ったのですが、水たまりの形が気に食わなかったりするのです。
上下左右、キョロキョロしながら、そして通行の邪魔にならないよう注意し、しかも傘を差しながらのウォーキング。
すごく疲れました。（笑）
不忍通りは色々なお店が並んでいて、夜のウィンドーショッピングも悪くありません。
しかも冬の雨の日は、街の様子が一味違い、これまた趣があります。
飲食店の貼り紙に「シチュー」とか「煮込み」とか書いてあると、
湯気のふわふわと立ちのぼるシチューが供された温かな食卓が目に浮かび、
とても幸せな気持ちになります。
（そしてお腹が空き始めるのです。）
そんな充実のウォーキングをしていると、見慣れない、でも、とても美しいものを見つけました。
こちらはショーウィンドーに飾られた「トルコランプ」です。
なんて、きれいなのでしょう。
しばし、見惚れておりました。
いつか、自分の家に飾ってみたいですねぇ。
玄関がいいかな。リビングがいいかな。
夢が膨らみます。
冬の雨の中で、幻想的に輝くトルコランプ。
素敵なものを見つけました。
結局、「冬の雨」撮影会。
テーマ通りの写真は1枚も撮れないまま、町屋（東京都荒川区）に到着し、終わってしまったのですが、
たくさん、しかも楽しくウォーキングできたので、良かったです。
冬の雨の日も悪くありません。
