コツコツ歩き隊!

札幌でカフェタイム(13) INITIALの夜パフェ「ラ・フレイズ」をいただく

INITIAL(イニシャル)

〆パフェを目の前にいたしますと、色々なテーマが思い浮かび、それこそ何時間でも思いに耽ることができます。
それを文章にしてみようかと思ったのですが、相当の長文となり、時間のやりくりが難しくなってしまうのでやめました。
ほんの一部を書き記しておこうと思います。

女 : ふー。やっと二人きりになったわね。

ここは、札幌、狸小路5丁目。「INITIAL」という名のBARである。

男 : 幹事、お疲れ様。いい宴会だったよ。 ところで、何、注文する?

この二人、職場の同僚であろうか…

女 : やっぱり、〆には甘い物よね…。 私、「ラ・フレイズ」にするわ。

男 : 〆に甘味か…。 よく入るな…。

女 : あら、失礼ね。 食事の最後はスイーツって決まってるじゃない。
     宴会だと、スイーツって注文しづらいのよね。
     それに、おじ様達だって、〆におそばとかラーメン、お寿司をいただくでしょう?
     同じ糖質なら、スイーツで〆るのも有りだと思うわ。

男 : なるほどね。でもパフェって、結構なボリュームだろ?

女 : あら、「〆パフェ」の場合はそんなことないのよ。 普通のパフェと ちょっと違うの。

男 : へぇ、そうなの?

そうなのである。

こちらが、「INITIAL」の〆パフェ(=夜パフェ)、「ラ・フレイズ」(1,680円)である。
まず、上段と下段に層が分かれていることにお気づきであろう。
上段には日本酒「獺祭」とオレンジのジェラート。
〆とは言え、お酒の余韻をブチッと寸断することがないように、
お酒の旨味がたくさん詰まったジェラートが出迎えてくれるのである。



上段の底はチーズクラッカーのボウルとなっており、その中にはチョコレートが入っていて、
ここでスイーツへの欲望をしっかり満たしてくれる。
ちなみに上段は、お皿に移していただく。

いよいよ下段である。
ここはオリーブオイルやバルサミコ酢といった、一見パフェとは無縁そうな食材が登場する。
「ベリー×バルサミコ酢×オリーブオイル」や「イチゴ×バジル」といった具合で、
実にさっぱりとしている。
西洋料理では「苦味」で〆るが、〆パフェでは「さっぱり感」で〆るのである。

シャンパングラスに盛られてくるため、量的にはさほど多くはなく、重たさを感じない。
(量が少ないので、二人でシェアをするのは難しいであろう。)
お酒を飲んだ後に〆るパフェであるため、大人のために作られており、
夜のバーにふさわしいエレガントな盛り付けとなっている。
(さぞかし「インスタ映え」することであろう。)

ただし、お値段は1,680円(税抜)也。
かなりお高めであるが、味付けにしても、盛り付けにしても、
バランスと正確さが要求され、デリケートなものであるため、
量産できないであろうことは想像に難くなく、故にこの値段であることも頷けるのである。

男 : おいしいかい?

女 : うん。とっても。

目をキラキラさせ、ニコニコしている彼女。
昼間はキビキビ働く、バリバリのキャリアウーマンだが、
パフェを前にした彼女はすっかり少女に戻ってしまったかのようで、あどけない表情を見せている。
男は「フッ。かわいいな。」と思って目を細めるのであった。

というような妄想をさせる店内の「INITIAL」。


エレベーターを出るとすぐ店内となります。

しかし、店内は甘味目的のお客さん、女性客が多く、若い人ないし、親子での来店も見受けられます。
また、店員さんもとても気さくな感じなので、そんなに緊張しなくても大丈夫でしょう。
私の目の前には、先程の妄想にピッタリの男女が座ってらっしゃいましたが、注文されていたのは「かき氷」。
(ちなみにこの日の気温は20度。)

お客はどのようにたち振る舞えば良いのか店ごとにルールの異なる、甘味を提供する札幌のbarは、
今後も新しい展開があるように思います。
北海道の食文化は実に興味深く、全くもって目が離せないのでありました。

公式HP:https://www.facebook.com/INITIAL.sapporo/


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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