仙台燕沢郵便局
亘理町散策の記事と桜めぐりの記事を同時進行で書き進めておりました。
四の五の言わず、とにかく1日1本以上、記事を書き、PCで作成していれば、
毎日ブログを更新し、あちこち出かけられるに違いない、と考えてのことです。
(もうスケジュールがゴチャゴチャでえらいことになっています。)
そうしたら、亘理町の記事も桜の記事も書き終わりました。
一瞬、拍子抜けしてしまいまして、どうしようかと思ったのですが、
次の瞬間、「風景印の旅を敢行すべし!」と我に返り、
仙台燕沢郵便局(宮城県仙台市宮城野区)に行くことにしました。
ただし、計画に時間はかけられないので、プチ散策とすることにしました。
ウォーキング開始!
1.東仙台駅から出発
仙台燕沢郵便局へはJR東北本線「東仙台」駅からが近くて便利です。
しかし、あまり本数がないらしく、私、仙台駅で約30分も待たされました。(涙)
東仙台駅に到着したのは3時半過ぎ。お寺は4時くらいに閉門されるので、善応寺にまずは直行です。
初訪問の街なので、道を間違えずに行けるか気掛かりではありましたが、案内板があったので大丈夫でした。
案内板通り道を曲がると、あとはまっすぐ行くだけで善応寺に到着します。
2.善応寺
大雄山善応寺は元禄10年(1697年)四代藩主伊達綱村公の開基で,
松島瑞巌寺(ずいがんじ)の通玄禅師(つうげんぜんじ)が開山した聖徳寺(しょうとくじ)がその始まりとされます。
伊達家三代綱宗公、四代綱村公の位牌が安置されています。
そして「仙台燕沢郵便局」の風景印に描かれている「蒙古之碑」があります。
「蒙古之碑」は仙台大神宮でも拝見しましたが、どうも仙台市内にはいくつかあるようです。
この碑は元寇における元軍戦歿者の追善の為に建てたものと推測されています。
ここで、なぜ仙台には元軍戦没者追善の碑があるのか、ちょっと気になりまして調べてみました。
すると、元軍の兵士が仙台まで落ち延びてきたようなのです。
しかし、鎌倉幕府の知るところとなり、首をはねられてしまいました。
その時、血が沢に飛び散ったので「チバネ沢」、さらにそれが転化してツバメ沢となったというのが、
「燕沢」の名の由来です。(諸説あります。)
「蒙古之碑」(=燕沢碑)を調べたら、色々なことが分かりまして、大変為になりました。
なお、境内には「比丘尼塚」もあり、こちらも調べてみたら、善応寺の近くに「比丘尼坂」と呼ばれる坂があり、
平将門の妹が相馬御所を逃れてこの地に辿り着き、比丘尼となって道行く人々に甘酒を造って売ったという
言い伝えがあることが分かりました。
その比丘尼を供養するために造られた塚でしょうか。
プチ散策ではありましたが、すごく良い見学ができました。
3.仙台燕沢郵便局
善応寺を出ると、郵便局へ。閉門前に蒙古之碑を見ることができたので、ホッとしました。
郵便局は県道8号沿いにあります。
テーマ : 市文化財・蒙古之碑、仙台の名木指定のマツ
切 手 : 童画のノスタルジーシリーズ第2集「こげ茶色の帽子の少女」82円
蒙古之碑(燕沢碑)は市文化財のリストには見当たりません。
この碑については色々な事情があるのでしょう。
「新・風景スタンプ集」通りに記載いたしました。
4.ガトーめぐろ
プチ散策ではありますが、やはり、休憩時のおやつは欠かせません。
東仙台駅のそばに良いお店はないかと、探してみましたら、ありました!
「ガトーめぐろ」さんです。
焼き菓子、チョコレート、ケーキ、パンなどたくさんの洋菓子を扱われているお店。
目移りしてしまうほど、良い商品を揃えていらっしゃいます。
迷いに迷って選んだのは「デリシャスショコラ」(160円+税)。
第25回全国菓子大博覧会・兵庫にて金賞を受賞したチョコレートケーキであります。
ふわっとしたスポンジの間に濃厚なチョコレートクリームがサンドされています。
1つじゃ足りないくらいのおいしさであります。
というか、このケーキ、嫌いな方いらっしゃる?
絶対、皆、好きだよ、これは、と思いながらいただきました。
一気に5つは食べたいです。
ガトーめぐろ公式HP:http://gateaux-meguro.com/index.html
5.東仙台駅へ
プチ散策なので、もう終盤となりました。
大連寺の前を通って東仙台駅へ。
大連寺の隣にきんつばを売っているお店があり、そちらもすごく気になりました。
(きんつばもおいしいよねぇ。)
あっという間に終わってしまった今回の「風景印の旅」。
しかし、これもありだと思いながら、さらに歩き続けるのでした。
おまけ
陸前原ノ町駅に向かって歩いていましたら、素敵なものを発見しました。
シャッターアートです。
むすび丸が描かれており、あまりの可愛らしさに破顔一笑でありました。
散策マップ
参考資料
- 仙台市公式HP・仙台市の指定登録文化財「善応寺開山堂」
- 仙台城下の町名由来と町割(古田義弘・著 本の森)
- ウィキペディア「燕沢碑」
- 仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル(楽天ブログ)「燕沢の地名を考える(再論)」