京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
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「納戸茶色」に染めた着物で文楽へ・・・

2019-02-08 15:13:37 | お客様の着物紹介
今日は、お客様でもあるお友達の着付けをさせて頂きました。




今日は鮮やかな色の色無地で文楽へお出かけでした
文楽に着物、いいですね。
そういえば前回の滋賀の同級生に続き、この東京のお友達も、同い年。
やっぱりこれからは着物の似合う世代

今日のお友達の装いですが
着物の好きだったお母様が遺していらっしゃった「白生地」(まだ染められていない状態の白い生地)
を無地に染めたお着物に
金地に小柄の唐草の袋帯を合わせて。


色無地といえば、昔ならまず一枚持っていれば便利と誂えた着物、
最近では、お茶をなさっている方には必需品ですが
お祝い事のためのまず一枚としては、訪問着や附下などをお勧めすることが多くなりました。

色無地は紋が付いていれば、礼装に使えますが
その方の着方によっては、紋が邪魔になることもあります。

今日のお友達の場合は、普段にも気軽に着られるように紋をつけませんでした。
色も、このお友達の個性に合わせてビビッド、かつモダンな色。
色見本の中から、選んだのがこの「納戸茶」という色でした。





写真ではいつものことながら、色が忠実に出せません
その上、私が一生懸命近づけたとしても、皆さんが見てくださるパソコンや携帯によって
きっと違っているので、色を伝えるのはホントに難しいですが・・・。


私もお友達も、この「納戸茶」という色名が引っかかって・・・
なんでこんなエメラルドグリーンのような色が「茶」なんだろう??
調べてみました。(ここからは受け売りなので、間違っていたらごめんなさい。)

「納戸茶」という色は、茶がかった暗い青緑色。茶がかった納戸色。

「納戸色」というのは、藍染の鈍い青の伝統色で江戸時代の代表的な色だそうです。

では、なんで納戸?
いろいろ説があるようで、
「江戸城の納戸にかけてある垂れ幕の色」
「お城の納戸に出入りしていた役人の着ていた着物の色」
「お城の納戸の暗がりの色」
なんだそうです。
確かに、藍染の色の系統に感じます。
お友達もやはり、お気に入りのこの色のこと気になって調べてみたらしいです。


日本の色名、ステキなものが多いのですが、こんな仕事をしていて
お恥ずかしい限りですが、意味や正確な色を把握しきれていません。

それに、「色」というのは、人それぞれ感覚が違ってむずかしいです。

20年以上前の話ですが、
お茶をなさっていろお客様から「抹茶色」の色無地が欲しいというご注文をいただきました。
その時、主人と私が「抹茶色」と思える色がなく、不本意ながら近い色の色無地を
何点か、ご覧いただいたのですが
お客様が「これこれ」と選ばれたのは「金茶」に近いものでした。

お気に召さないかも・・・と心配していたので、正直なところ
「な~んだ」と気が抜けたのと、「抹茶色」ってこういう色のこと??と
思ったのを今でも覚えています


「桜色」
私がイメージしている「桜」の色とお客様が「桜」と思っていらっしゃる色が
同じとは限りません。
そう思うと色の表現やイメージはホントに難しいです。



話が戻ります
お友達のお家に眠っていた白生地のように、年数がたっていると
生地自体が黄色くなっていたり、そのまま染めるとムラになったりすることがあります。
そんな時は、練り直しと言って、もう一度生地を精錬してから染めることもあります。


もし、お家のタンスに眠っている生地があったら、
また、若い時に着ていた派手なピンクの色無地なども
脱色して、まったく逆の色、青系などにも染められますので
ご相談ください。

お洋服やドレスの感覚で「色」で着こなすと、色無地の着物もとってもステキです。
着物の色、絹に染めた色って、ほんとにいい色、上品、キレイです






2月15日(金)~20日(水)
「カジュアルきもの展」
普段に楽しく着られる着物の特集です

ぜひ、お出かけください。



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