小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯が糖化すると割れる危険がある

2018-12-01 22:48:39 | 歯が割れた

             

先日、歯の象牙質が糖化すると、やわらかくなり虫歯が進行しやすくなることを書きました。

https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/c6dffbc926bb9e434d3c1434f6b2222c

               

実は、この方の歯はその後割れました。

             

 

                

斜めに割れた跡が出ています。

              

一般的には、歯の神経を取ってから5年は経たないと歯は割れないものです。

               

この方の場合は、歯の神経を取ってすぐに割れました。

                    

歯の神経がある頃にすでにヒビが入っていたのかもしれません。

                 

歯の神経があればそう簡単に割れないものですが、歯が糖化していたのかもしれません。

                  

これは糖化した骨の画像です。

               

骨も糖化すると脆くなり骨折しやすくなります。

           

骨と歯の象牙質はその構造が似ています。

                    

糖化すると歯も割れやすくなるのです。

                   

         

この二つの画像は虫歯は全くないのに歯が割れてしまったものです。

           

どちらも甘いものは食べていてもあまり虫歯にならないタイプの方です。

              

甘いものを食べて外からむし歯にならなくても、歯の内部から糖化によって歯が弱ることがあります。

           

血糖値を上げる砂糖の入った甘いもの。

         

体の中から歯を弱くしているかもしれません。

            

  

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

 

                

 

 


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歯石があると歯ぐきの炎症が治まらない

2018-12-01 00:14:01 | 歯周病

恥ずかしながら、自分の話です。

               

最近、デンタルフロスを下の前歯に使うと出血がありました。      

              

毎日きちんと歯磨きをしているので、疲れが原因だと自分では判断していました。

              

実際に11月の初めに大きな歯科の勉強会で発表することがあり、その準備を含め忙しく緊張した日々を送っていました。

                 

「歯周病は歯磨きだけでは予防できない。食事や日頃のストレスなど生活習慣を整えることも大切である。」

 

というのが私の持論でした。

              

ところが、11月後半になって疲れも癒えたと思われた頃でも歯ぐきからの出血が時々ありました。

                

これはおかしいと思い当院のスタッフに診てもらいました。

               

しっかりと歯石がついていたのです。

             

自分で鏡を見ていても気がつきませんでした。

                

スタッフに歯石を取ってもらい、2~3日したら出血がピタッとなくなりました。

               

フロスの通りも全然違います。気持ちよくすすっと通ります。

          

今思えば歯石がついている時は、フロスの通りが悪かったです。

               

専門家なのに自分で気がつかないことが多かったです。

                   

歯周病の予防には、定期的に歯のクリーニングをして歯石がつかないようにすることが大切なことを、改めて痛感したのでした。

 

  

小幡歯科医院

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