小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

牛乳をたくさん飲むとカルシウム不足になる!?

2014-11-04 06:21:04 | 栄養

体の中でカルシウムはその99%は骨や歯に蓄えられています。

    

残りの1%が血液や筋肉でいろいろな働きをしています。

      

カルシウムといえば牛乳ですが、実は牛乳の飲み過ぎはカルシウム不足を招くということがわかっています。

        

その理由はマグネシウムにあります。

         

     

マグネシウムは細胞の内外にカルシウムが出たり入ったりするのを調整しています。

     

カルシウムとマグネシウムは協調して働くので「ブラザーイオン」と呼ばれています。

        

その比率はカルシウム:マグネシウムが2:1くらいがよいとされています。

      

しかし、牛乳のカルシウムとマグネシウムの比率は11:1です。

        

相対的にマグネシウム不足になり、カルシウムの量の調整ができなくなりカルシウム不足になる恐れがあります。

        

     

また、牛乳に含まれる乳糖を消化するにはラクターゼが必要です。

       

日本人にはこのラクターゼを持たない人が多く(子供の頃は持っている)、牛乳自体を消化できません。

        

そのため大量にカルシウムが排泄されることになり、一緒にカルシウム自体と他のミネラルを失ってしまう恐れがあります。

       

          

発酵させたチーズやヨーグルトには乳糖が少ないのでそういった恐れは少なくなりますが、マグネシウムが足りないことは一緒です。

          

カルシウムを取り込むにはマグネシウムが必要なことを知っておいた方がよいでしょう。

http://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/b57c094ac63f9e99a9a1091505385df5

      

            

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp

       

 


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