前回、子供のうちは顎を鍛えるような食べ物を意識して与えることが必要である
ことを書きました。
(しつこいですが、大人は無理に顎を鍛えようとしてはいけません。)
では、どのような食べ物が良いのでしょうか。
根菜類
ニンジン、大根、ごぼう、レンコン、、、、などです。
ごぼうやレンコンは焼いても硬いですが、ニンジンや大根は生かじりが良いです。
魚の丸かじり
めざし、ししゃも、にぼしなど1匹丸ごと食べられる魚を骨ごといくのが良いです。
肉やするめ
これらも歯ごたえがあるのですが、顎の許容範囲を超えると子供でも顎関節症に
なることがあります。
硬すぎるものは頻繁に食べさせない方がよいでしょう。
ガム
ガムは究極的にやわらかい食べ物です。噛むというよりも歯をこすっている状態に
なります。そのため、ガムは顎を鍛えることにはなりません。
食べ物を噛むということが顎に対する刺激になります。
根菜類や魚は子供の食卓からあまり見かけなくなった食べ物です。
古来日本人が食べていたものが顎によさそうです。
逆に海外から入ってきた、ハンバーグ、カレー、スパゲッティなどはやわらかい
食べ物の代表です。
「食育」という言葉がはやっていますが、顎によい食べ物は食育の観点からも
よい食べ物です。
小幡歯科医院