小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯と年齢(55歳~65歳)

2008-08-24 10:00:00 | 歯周病

この頃から歯周病が収束していきます。

              

歯周病にならなくなるわけではないのですが、歯周病の進行が遅くなります。

                

進行が遅くなる理由は「病気に対する感受性が低くなる」ことと「体が無理をしなく

なる」ことが考えられます。

                 

            

「病気に対する感受性が低くなる」とは、歯周病菌に攻撃されても歯ぐきが

腫れたり痛みがでたりしにくくなるということです。

              

若い人の病気の進行は早いです。そして治るスピードも速いです。

           

年をとると病気の進行が遅くなります。ただし、治るスピードも遅くなります。

           

そういうわけで60歳近くなると歯周病が急激に進むことはなくなります。

               

                      

「体が無理をしなくなる」とは、病気になるほど無理に動かなくなるという

ことです。

                    

40代、50代は体が疲れていても無理をして動くことができます。

                  

この無理をして動く(仕事や生活の中で)ことで体に負担をかけます。

                     

そして自分の体の弱い部分がダメージを受けます。

            

疲れると、胃や腸にくる人、関節にくる人、頭痛になる人、腰にくる人、、、、。

          

歯ぐきが弱い人は疲れが歯ぐきにきて、歯周病になります。

                      

逆に無理をすることがなくなれば、歯周病が悪化しなくなります。

                  

                 

そういうわけでこの年代には歯周病が落ち着いてきますので、この時を目標にして

歯周病のケアをしていきましょう。

                   

なお、この時期に歯周病になっていなければ、もう歯周病で苦労することはあり

ません。


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