小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯と年齢(15歳~30歳の歯周病)

2008-08-19 10:26:00 | 歯周病

一般的にこの時期に重篤な歯周病になることはありません。

            

なるとしても歯肉炎(歯ぐきだけに炎症がある状態)程度です。

         

歯肉炎は適切なブラッシングだけで治ります。

                 

ところがこの時期に歯周病になってしまう人がいます。   

              

「若年性歯周炎」といって歯ぐきだけではなく、顎の骨が溶けてしまうほど

歯周病が悪化してしまいます。

                

若年性歯周炎は進行が早く治療に対する反応も悪いのが特徴です。

        

一般的な歯周病の治療では治せないこともあり(薬の投与が必要になったり

します)、大学病院などの専門機関にご紹介することもあります。

            

若年性歯周炎になってしまう原因ははっきりと解明されていません。

          

体質や遺伝などが理由として挙げられますが、その発症のメカニズムはわかって

いません。

               

若年性歯周炎はレントゲンで診断することができますので、定期健診をしていれば

発見できます。


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