のんびりまったりおばばな毎日

古きよきにっぽんのおばちゃん目指して活動中(何を?)
3人育児奮闘中のつもり@横浜

歌う中耳炎

2008-07-30 | 音を楽しむ
中耳炎になりましたって長女です
先日のブログにも書きましたが、痛いようでした。
でもいただいた薬の効果が高く、だいぶ楽になった様子
おかげで歌まで歌って踊れるほどになりました(ならんでもいい

「ちゅ~じえん、ちゅ~じえん、おれたちわ~」
(もちろんですが「羞恥心」のメロディーで
    

おれたちは・・・って中耳炎なのはあんただけだよっ!

シリーズ証言記録「兵士たちの戦争」

2008-07-30 | 思うままに
夏になるとやはりあの時代のことを確認しなくては
いけないような気になる。
同居していた祖父からは関東軍の話をいつも聞かされていた私。

長男はなんでこんないやな気持ちになるような番組を
みなくてはいけないの?と聞いてくるが
「2度と同じ戦争をしないようにみるんだ」と答えている
NHKの深夜に放送中のシリーズ証言記録「兵士たちの戦争」
深夜番組にしておくのはとても惜しいが、この証言を告白してくれている
元日本軍兵士の方々に感謝したくなる番組だ。
心の傷を思い出し、伝えることはとてもつらく苦しい作業だと思う。
しかし臭いものにふたをしていてもいつかはがれてくるのなら
臭いものを一緒に確認して噴出さないように注意することが重要だ。
その作業を辛い作業を背負ってくれた先人に感謝し、
やはりせめて夏は、日本の夏は、あの戦争を思い出すべきではないのか。
それはどこかの誰かが自虐的歴史感などと言い放つ、それではない。
告白は自虐とも攻撃とも違う別のものなのだ。
     
今回は「ガダルカナル 繰り返された白兵攻撃」であった。
白兵攻撃というのは刀などの武器で至近距離にての攻撃方法。
つまり銃はうたずに至近距離までせまって攻撃するということ。
アメリカとの装備に差がある中でとる方法ではなかろう。
インタビューで「ズルして銃を撃っちゃおうとか思わなかったですか?」
という問いに元日本軍兵士である老人は何のためらいもなく、即答した。
「それはまったくありえないです。命令ですから」
私はショックだった。銃弾の嵐の中をただほふく前進で進むのみ。
どんどん打たれて死んでいく仲間を乗り越えてなお、それが命令だから
決して打ち返すことはしないというのだ。
そして「上官の命令は天皇陛下の命令だと教育されていたのでね」と加えた。
その兵士たちに大本営が行ったこと。生き残った兵士の中でも歩ける者のみ、
日本へ連れ帰ったのだ。いつか友軍が迎えに来ると信じた兵士も多かった。
しかし負傷者を見捨てたのだ。命令を忠実に守り、生き残った者に対しての
それが軍部のしたことだった。そして負け戦をかくし、嘘の情報を流す。
ガダルカナルでも大勝だと
証言の中に今でも上官、もっと偉い人に聞きたいという言葉があった。
なぜあれほど仲間を見殺しにしなければならなかったのか。
死にゆく仲間から受け取った遺書ですら帰国後、軍事機密としてとりあげられた。
仲間の最後を身内の方々に伝えることもできなかった、と老人は涙した
もしももっと早く決断できていたら・・・歴史にもしもはないが
毎年夏が来るとこの「もしも」に心が乱れるのである。