おばばの部屋

無駄に観てきた映画の備忘録

バタフライ・エフェクト★★★★

2007年02月14日 | 
面白い。

「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」
「一匹の蝶が羽ばたいた結果、地球の裏側で竜巻が起きる」

愛する女性や友人のために、鼻血を流しながら頑張る主人公は、超能力を駆使してそれぞれの人生を最高の形に変えようとするのだが、何度やっても失敗ばかり。
なぜだろう、なぜかしら。

序盤で描かれる、主人公の幼少時代の話。
肝心な時に記憶喪失になるズルイ奴、と思っていたが、理由が分かれば納得。

ここでいう「蝶の羽ばたき」は、主人公が過去へとさかのぼることではない。
何度も失敗を重ね、それに気付いた主人公が、蝶を羽ばたかせないために、選んだ道。

コメンタリー付きアナザーエンディングを観ると、更に納得がいく、なかなか筋の通ったタイムスリップものだった。


三匹荒野を行く★★

2007年02月03日 | 
えー、なんだろう、この『子猫物語』みたいなナレーションは。
リメイク版の『奇跡の旅』みたいなのを想像していたので、いつ動物達がしゃべってくれるのかとワクワクしたまま終わってしまった。
我ながら諦めが悪い。

名門大学に講師として招かれた為、ペットを友人に預けた飼い主。
飼い主一家が恋しい動物達は、本当の家に向かって300キロの旅に出る。
なんて感動的。
と思いたいところだが、実のところ家に帰りたがっているのは若犬ルーアだけで、老犬ボジャーと猫のチャトラン、じゃなくてテーオは、単なるお付き合いで旅に出たのだった。
ペットの間にもあるしがらみ。

老犬という設定ではあるが、ボジャー役の犬はまだ若いらしい。
それが証明されるのがラスト。
飼い主の子どもに猛烈なタックルをかますボジャーは、どこから見ても老いてはいない。
字幕では「彼」となっているのだが、時折ボジャーの腹にお乳のようなものが見えるのは気のせいだろうか。

旅の途中に出会うカラスじいさんが、最高に変。