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本と雑貨と手作りのブログ。

「ちいさなちいさなえほんばこ」

2006-08-16 | 絵本
可愛いケースの中に、手のひらサイズのミニ絵本が入った『ちいさなちいさなえほんばこ』。いつも在庫切れになっていた本なのですが、やっと買うことが出来ました~。「アメリカワニです、こんにちは」、「ジョニーのかぞえうた」、「ピエールとライオン」、「チキンスープ・ライスいり」の4冊入りです(ちなみに、分売用の大きい判も出ています)。

私が一番好きなのは、「チキンスープ・ライスいり 12のつきのほん」。この本は12ヶ月のかぞえうたになっていて、リズムの良い文章☆声に出して読むのが、とても楽しい作品です。1月はスケートを滑りながらスープをすすり、2月は去年つくったゆきだるまのたんじょうびをスープで祝い・・・という風に、一年中、チキンスープ・ライスいりを楽しむ姿が描かれてます。

「ジョニーのかぞえうた」は、「1にんまえの ジョニーくん、ひとりぐらしを していると、2げこんできた こねずみが、たなのうえに とびのって、3ざんさがした くろねこが、あいたまどから とびこんで・・・」という風に、次々とお客がやってくるお話。そうして、部屋は10人に増え、困ったジョニーは<かずをさかさにかぞえるうちにいなくならないと、みんなまとめてたべちゃうぞ>とおどします!1から10まで面白い言葉遊びになっていますが、原文ではどんな風に書かれているのか気になりました~。

「ピエールとライオン ためになるおはなし(はじまりのうたいつつのまき)」は、タイトルの通り、ちょっと教訓っぽいお話。このピエールという男の子は何を言われても、「ぼく、しらない!」と答えます。ある日、はらぺこライオンがやってきたときもこんな調子で、ピエールはライオンに食べられてしまいます。おかあさんとおとうさんがライオンをおいしゃさんのところへ連れていき、助け出されたピエールが覚えたためになる言葉とは一体何でしょう?

「アメリカワニです、こんにちは ABCのほん」は、AからZまでのゆかいなお話。アメリカワニという単語<allogator>のAから始まり、Zまでいろんな言葉が登場します。それぞれ独立した絵のようで、ちゃんとアメリカワニ一家のストーリーになっているところがすごいです。