岡崎シニア山岳会

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シニアの安全登山-4 山岳会の山行で道迷い遭難

2011年09月18日 | 登山の知識情報
この連載記事、1~3で読図技術の重要性を述べ、組織された山岳会では読図講習会を行い、道迷いが無い事を期待していますが、現実はこんな事例が有ります。
名門日本山岳会の遭難事故事例ですが良く公開されたと関心しました。
この事例の会員は多分読図技術講習を受けたことが有ると思います。そして講習を受けた、多くのメンバーが参加した山行でも道迷い遭難事故を発生したという事実です。
この山は藪山で決して高くない山ですが、このような山の方が標識が不整備で(標識に頼る山行はできない)結果として、道迷いを発生させたと思います。
このようなケースの多くは先頭を歩く人に他のメンバーが盲目的に追従し、道迷いに気が着くのが遅れたと考えられます。
また画像に追記した通り、道迷いした後の対応が非常にまずく、暗くなって来たら、安全な所を見つけ、ビバーグすることが基本です。
やはり基本に忠実な山行を行うことが何より重要です。