★センター試験を終えて

★これからのこと

　雨上がりの朝でした。そして今日はセンター試験の二日目。三年間頑張った成果を出すことが出来たでしょうか。どの生徒も最後はかなりなペースで追い上げていました。まるで絵を見ているようなそんな感じがしました。指導している講師の医大生も唖然としていましたがともあれセンター試験は初日はいいお天気でしたが二日目は午前中は少しぐずつきましたがそれでもいいお天気に回復して十分自分の力を出せたのではないでしょうか・・・。
　今から各塾は結果を分析して来ると思いますし早いところは自己採点から判定を出しているところもあるかと思います。明光義塾もそれに準じてＱＲコードなどで出しています。皆さん第一志望校を目指してきたのですから全員合格して欲しいものです。

　私の時代は六大学花形時代で国公立などは最初から頭になかったです。そう言う時代だったのです。あの神宮の森で長嶋茂雄が田淵幸一に抜かれるまで最高のホームラン数を持っていました。まあそれは兎も角そう言う時代であったということです。よき時代でした。
　試験は努力ですが面接は時の運とよく言われます。今からが大事な時期に入ります。すでに指定校推薦で入学を決められた方は数名いますがそれでも心休まることはないでしょう。今はネットや学校ですぐに合格が分かりますが私の時は分からなかった。学校の試験の日には会場広場に電報屋が沢山いまして結果を連絡してくれる商売が盛んでした。私にはそんな余裕もなかったのでひたすら郵便の合格通知を待ちました。一日午前と午後に配達が来るのですが家の門の前で待っていましたが郵便は来ますがその中に私の合格通知はありませんでした。少なくとも滑り止めでも受験しておけばとあの時随分後悔したものです。合格を信じて疑わなかった私は受験料は払いましたが受験は受けなかったです。甘く考えていたのですね。家庭環境から本命の大学も落ち先生と相談した結果3月24日？に香川大学で受験が出来る大学があるということでそちらに行くしかなかったです。

　世は60年安保から10年経ち70年安保の時代に入ろうとしていた時代です。確かに世の中の景気は良かったです。今の様な閉塞感は感じませんでしたが格差というよりも競争が激しかったです。あの闘争の中で私の後輩も亡くなりました。それがバブルの時代を作ってきたのですから日本の高度成長も凄いものでした。今はオンリーワンで自分だけの時代。全てではありませんがそう言う時代を感じます。ただ言えることは中学や高校時代自分の親は古い、時代から遅れている。自分はもっともっと出世してやろうと思いました。しかし、今日我が家の年間行事であります今年の厄払いの祈願をしてきましたがその時墓前に線香を上げて般若心経を心の中で唱えますとやはりいくら学問を積み、金を貯め、出世をしようが親は親です。所詮親を越えることは出来ないと思いました。
　
　我が家の菩提樹は岩井山にあります通称かさ神さんで親しまれている延算寺でありますが何故か心が安らぎます。宗教というのはそう言うものかもしれませんね。静かな孤独を今は楽しみにしています。ともあれ結果を明日は楽しみにしています。喜びと苦悩の狭間に身を置くことの苦しさは何とも言えないものです。

　塾の方は春季生の募集を始めました。http://mm-homepage.com/dozan/ 　詳細は此処に書いてありますが長良教室＆芥見教室で60名の生徒募集です。今回は明光義塾の傘下に入りまして丸20年になりました。従って思いっ切って開設20周年記念を大々的に実施したいと考えています。
　チラシについては2月に入りますが今年4月からＺ会を取り入れ致します。Ｚ会は映像授業は持っていませんが最近は持つようになりました。つまり人海戦術ではもう難しくなってきているということです。Ｚ会添削通信が主体でしたが昨年から実質は今年から映像授業に力を入れています。これは株式会社ｱｵｲゼミの株式を一昨年100％回収したから出来るようになったわけです。私は何故そういうことを言うのかと言いますと昨年末からすでに交渉を続けていましたがこの度株式会社ｱｵｲゼミと業務提携を致しました。教材として考えていますがＰＣ，タブレット、スマホで24時間対応ができますしＺ会のレベルほどではありません。従ってこのサイトは中学生・高校生対象ですので全員に提供をする予定です。費用は全てDOZANgroupが負担します。

　このアオイゼミに関しましては2月4日の学習相談会から順にお話を致します。また小学生につきましては現在使用していますBit・canmpus の全面使用を致します。そのことで芥見教室は大幅な自習室の改造を考えています。ともあれ今どうしてこのようなことをするのか、そして明光義塾長良教室＆芥見教室は何処に行くのか私にも分かりません。ただ言えることは20年もの間皆様のお陰で無理をせずやってきましたがそのことがよかったのかと思っています。ＦＣですので教室を大きくしようと考えた時期もあります。確かに大きくするような時代でもありましたし、大きくすれば売り上げも大きくなってきます。しかし、一端悪くなると目も当てられないことになることも知っています。
　
　昔、住宅メーカーに勤務していた20代ですが業務の方もやっていました。3割の積み立てで7割融資しましょう。そう言う住宅の割賦販売をしていました。大手御三家（太平住宅、殖産住宅、日本電建）と言われていた時代です。そこで私が見たものは倒産をして壮絶な人生のどん底に突き落とされた家族の姿でした。土下座では済まない、殴る、蹴る、頭を床にぶつける。それでも債権者は許さない。私どもも債券者ですから話をしますがとても20代の若造が口を挟む余地はありませんでした。家出をされた方、自宅を火事で燃やした方、自殺をした方など人間の地獄の修羅場を見てきました。そういうことを知っている私には教室を大きくする勇気はありませんでした。それでも何とか長良教室と芥見教室を潰さずにこれまでこれたことは誠に皆様のお陰だと感謝をしています。
　
　そんなことで今年の春は社会に恩返しのつもりでご提案いたします。講師の質は揃いました。高校生もかなりの数集まって来て頂きました。この春新しい皆様とお会いできることを楽しみにしています。

　センター試験を終えて教室から巣立っていかれる皆さんこれからもしっかり未来を見据えて『次代のエースは君だ！』を心の何処か片隅にでも置いてください。

＜今日の言葉＞
『人生は完全ではないが、ピアノやヴァイオリンより不完全な楽器とは思わない。人生の曲を成り響かせれば、死も征服でき、永遠歓喜の世界の門を開いて、中にとっとと入る力がないとは言えない。しかし、急いで死ぬ必要もないから、生きているので、死が怖くて生きているのではない。人生は面白い、人間の精神は無限大だ、美の世界は広大無辺だ。君はそうは思わないか。死何ものぞ、笑って進もう、男らしく勇ましく進もう。女子らしく愛らしく進もう。人生賛美の曲を鳴り響かせて、この短い人生をゆうゆうと進んで行こう』
　　　　　　　　　　　　　　　　武者小路実篤「勇気を燃やす言葉」

＜今週のYouTube＞
今日は菅原紗由里の『いつの日も』を静かに聞きたいです。
https://www.youtube.com/watch?v=MnCNKK0wmJA

春季講習受付中！
テスト対策受付中！
＜詳細＞
http://mm-homepage.com/dozan/

長良教室　058-210-1730
芥見教室　058-244-0170