CINEMANIA

人生はアップで見ると悲劇だが、ロングショットではコメディーだ
by Charles Chaplin

『ラジオの時間』

2007年10月30日 | Weblog
監督・脚本:三谷幸喜
出演:唐沢寿明・鈴木京香・西村雅彦・井上順・戸田恵子 他豪華キャスト

星:★★★★★

あんま褒めるのとか好きじゃないし、超辛口が売りのブログだから良い評価とか絶対あげたくないんだけど、、、、、、、

まじ面白い!!!!!!!!!!!!

いやね、文句なく傑作です
個人的に密室劇というのは大好きなジャンルなんですが、その中でもトップクラスによく出来てる作品だと思います!
登場人物の細かい人物像、テンポのよい台詞、ラジオの生放送ドラマというリアリティアル設定。
その全てが限りなく綿密に練られた脚本で見事に一級品のコメディー映画を創り上げてます

三谷幸喜の初監督作品にして最高傑作ですね!!『サマータイムマシン・ブルース』もそうなんですが、舞台先行の作品は、本来ならノンカットで観客に魅せるがゆえに、テンポのよい展開と創りこまれた台詞が絶妙に生きてくるんだと思います。
そしてこの作品はなんと言っても配役が完璧多彩で豪華な俳優人をこれでもかと贅沢に使いつつ、誰もがハマリ役を演じている。三谷幸喜のすごさの一端がまさにここだと思います
嫌みな登場人物ですらどこか共感でき、最後には誰もがヒーローになっている。人間観察の鋭さと些細なことも笑いに変える独自の感性。さすがです
『有頂天ホテル』では正直がっかりしていたのですが、このような作品をまた創ってくれることを期待したいです

今や日本を代表する国際派俳優である、渡辺謙が、トラック運転手役でさりげなく出演しているのも注目です


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