9EX

シイジビデフエ
アドフリミエロ

MH35

2015-05-31 11:11:11 | 小説
 次の日ミナコは鞄を開けると見覚えのない白い紙の箱が入っていた。
ミナコの顔は不愉快そうに歪んだ。

また?
今度は何?

白い箱は同じ材質の紙でできた蓋がかぶされていた。

箱を持ち上げ重さを確かめ、振ってみた。
重みが前後左右に振れる。
なんだろう。
そっと箱を開けて隙間を覗く。
くねくねととぐろが動くのが見えた。

ヘビ!?

ミナコは箱を落とした。
落とした箱からくねくねと一匹のヘビが這い出して来た。

威嚇するように口を開けている。
見たことがある。
ハブだ。

冗談にもほどがある。

人の鞄をかってに開けるだけでも許せない。

ハブはくねくねとリノリウムの床をすべりながら隠れる場所をさがすようにうねっていく。

昨日と同じように教室は大騒ぎとなりパニックになった。

男子たちがおもしろがって箒をとりだしてハブにむかっていった。


(あんたたちは味方?)

なんかクラスの男子が頼もしく見えた。





――吉高浩司――
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