9EX

シイジビデフエ
アドフリミエロ

AM05

2014-05-30 00:19:34 | 小説
 次のステージの前にBUD社CEO代理のマーシャと名乗るCG合成された女性がミウラの液晶ゴーグルの中に現れた。
マーシャは、ゲームについてのいくつかの説明をした。

 ミウラアオイの眼の前の左上に並ぶ青緑色の数値は、1509400だった。
この数値は本来、ブドゥという単位で与えられるポイントだそうだ。
だが、日本で開催されるトーナメントでは、あらかじめ円のレートに換算され円の単位のポイントを表しているらしい。
さっきまでは、単なる数値と思っていたミウラアオイは、とまどった。

「いちじゅうひゃくせんまん
150・・・94・・・00
百五十万・・・九千四百円?……
でも、ポイントはポイントでしょ。架空の数値じゃん。でしょ?」
説明では、この時点でゲームを終えるとポイントを円で獲得できるという話だ。
えぇー!!ちょっと、どうしよ。百五十万もらえるの?」
とつぜんのお金の話でミウラは現実に引き戻された。
「このまま、トーナメントを続けたら、もっとポイント増えますか?」急に謙虚になる。

話では、トーナメントの順位が確定する時点で、ポイントは、0になることが多いらしい。

ふーん。そういうことか。
お金と順位の天秤にかけようってことね。

「ちょっと聞くけど、ここでやめてお金もらっちゃう人って多いんですか?」
マーシャによるとお金をもらい続ける場合に限られるらしい。
つまり、雇用契約して、働き続けるってことだそうだ。

 これで、お金をもらえるのなら、いい仕事かもね。
ミウラは、しばらく悩んだが、自分がやっつけた哀れなRTの姿を思い出した。

あの人を負かして、ここでお金もらうわけにはいかないわね。

わたし、トーナメント続ける……。
最後まで、勝ち続ける。


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