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第30回フロストバイトロードレース

2011-01-16 23:16:17 | Running
昨年に引き続き、塀の中のアメリカで開催された『第30回フロストバイトロードレース』に参加してきた。
そう、毎年横田基地の中で開催されるマラソン大会のことだ。
フロストバイトというのは「凍傷」という意味。
アメリカ人らしいユーモアが効いたネーミングでユニークだ。
今日は晴れたが、風もかなり強く、まさしくこのフロストバイトという名前にふさわしい日になった。

今回はいつも青梅マラソンでご一緒しているラン友の先輩がフロストバイト初参戦。
という事で今回は 2名は走ることになった。
なおこの大会では参加者1名につき、1人の同伴が許されている。
米軍基地ということもあり、応援も数が限られているのだ。
今回はうちのカミさんとその友人が応援で参加してくれた。
ラン友の先輩は特に同伴は無いとの事なので、その同伴枠を借りたのだ。

昨年はハーフマラソンのスタートが突然30分繰り上がるというハプニングがあり、準備運動も出来ず、トイレも我慢して走るハメになった。
送られてきたゼッケン交換証となるハガキを見ると「スタート時間が変更になる場合があります。ご注意ください。」なんて小さい字で書いてある!
日本の大会ではありえない!
仕方ないから待ち合わせ時間は昨年より早めにし、混雑する最寄のJR牛浜駅を避けJR拝島駅で待ち合わせた。
ここから受付となる横田基地の第五ゲートまでは徒歩で約20分程だ。

ゲートではIDチェックがあり、パスポートを提示して、入国!を許可された。
なお運転免許証でもOKだが、最近のICチップ付きの免許には本籍地が表示されてないので、本籍が記載されている更新前の免許証を一緒に提示する方がいいようだ。
手荷物検査も無事パスしてから、受付をしてゼッケンをもらう。
ここではボランティアのアメリカ人の方々が並んで対応をしている。
このあたりは他の国内大会とは明らかに雰囲気が違う。

受付後スタート地点となる場所へ移動。
ちょうど2Kmキッズランが行われていて、親子でコースを走っている人たちを見守りながら移動した。
到着後、会場のインフォメーションでスタート時間を確認するとハーフは予定通り11時だった。
今年は繰り上がりはないようだ。
会場付近ではみんな芝生にレジャーシートを引いたりして、思い思いにくつろいでいる。
中には小さなテントを建てていたりする人もいたりして、これ着替え用?かな。

BGMは大音響でレニー・クラビッツなんかが流れている。
またFast Aid と書かれた救護所があったり、ambulanceと書かれた救急車がドテーンと置かれていたりする。
ボランティアのスタッフのアメリカ人も多数く見かけられ、うーん、ここはアメリカなのだと再認識した。

会場の様子をみてから、参加賞となるトレーナーをもらいに行った。
このトレーナーは毎年派手で結構人気があるようだが、今年のカラーはなんと赤だった!



うーん、とても普段着には使えそうも無いくらい派手だ・・・。
緑のトレーナーも配布されていたが、こちらはキッズ用?の小さいサイズようだ。
ちなみに昨年は青で、プリントされるデザインは毎年変わる。

参加者フリースペースとなる体育館で着替えて、荷物を保管所に預けた。
開始30分前からインストラクターによる準備運動が始まった。
これは柔軟体操ではなく、ダンスというか、曲にあわせてインストラクター動きを真似るもの。
折角なのであわせて踊ったが、スタート前にトイレに行きたかったので少しで切り上げ、簡易トイレが並ぶ場所に向かった。
予想通りトイレ前には長蛇の列が出来ている。
結局、20分ほど待ってやっと用を足し、スタートゲートに向かった。

スタート地点は大混雑で、11時の号砲後もなかなか前に進めない。
結局、スタートゲートをくぐったのは 3分後くらい。
その後、混雑した団子状態の中でしばらく走り続ける。
3キロを過ぎたあたりで、やっと体が温まってきた。
しかし、とにかく今日は寒い!
コース内の建物はすべてシャッターが下りていて、中を伺うことは出来ない。
ところどころで基地関係者やその家族が応援してくれている。
応援というか奇声をあげているような人もいるが、ハイタッチをしながら走る。

しばらくは同じような倉庫が立ち並ぶ中を走り続け、あまり景色が変わらない。
途中、赤いハッピを着て、和太鼓を叩き応援してくれる基地の方もいたりした。
その後は長い滑走路の脇をひたすら走り続ける。
とにかく基地内は広いのだ。
やっと折り返し地点に到達し、来たルートを戻っていく。
走り始めた時は晴れていたものの、この頃になると太陽は雲に消え、冷たい風が体温をどんどん奪っていく。
走り続けているのに、汗は引いて体温が低下しているのが分かる。
障害物が無い滑走路なので、まともに冷たい風が受けてしまうのだ。

残り5キロぐらいになるとエネルギー切れになってきた。
走る前にバナナを食べたものの12時も過ぎ、おなかも空いてきた。
とはいえ、全くのガス欠にはならず、なんとか最後まで走り続けることが出来た。

冷え切った体でやっとゴール!



タイムは 02:04 (ネットタイム)で、2時間を切った昨年よりは時間がかかってしまった。
ゴール後、タイム計測用のICチップが回収され、30回記念のケータイストラップをもらう。



また、スポンサードリンクのアミノバイタル、バナナ、パンをもらったので、さっそくパンにがっつく。
普段は食べないような甘い菓子パンだが、疲れて空腹の体には非常においしく感じた。
その後、カミさん達と合流したが、とにかく体が冷えていたので、預けた荷物を受け取り、体育館で着替えた。

カミさん達によるとハンバーガーやスープ、うどん、豚汁などが販売されていたが、日本人にとってはいずれも怪しい味付けだったようだ。
また昨年よりは出展数も少なかったようだ。
みんなおなかを空かせていたので、合流後すぐに基地を後にし、近くのメキシカンレストランでタコスをつまんだ。
あったかい店の中で食事をして、やっと体が落ち着いた。

さて、今年はとにかく寒かったこともあり、一緒に行ったメンバーにはちょっと不評だったようだ。
基地内でも見るところが限られていたし、期待していたようなおいしいものも食べられなかった。
あまりアメリカを感じられなかったとか、コースも単調でつまらなかった等々。
確かに今年は滑走路に迫力ある軍用機が1台もなかったし、走っていてもあまり基地らしさを感じられなかった。

うーん、来年は別の大会を探した方がいいかもしれないなぁ。
ともあれ、どうも1日、お疲れ様でした。
今日はゆっくり休みましょう!

次回はいよいよ2月の青梅マラソン!
体調を整えて、がんばろうっと!


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