♪お玉つれづれ日記♪ ~沖縄★美人画報~

     
     ひらひら舞い落ちる うす色に

         言い当てられた気がした

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 アカショウビンの鳴く宵は

2005-06-04 | 沖縄~竹富島回想録
その人は、夕暮れの西桟橋を歩いていた。
海に向かって、まっすぐ。
楽し気に。

半ズボンの裾が、潮風ではためいている。
頭の後ろで組んだ手は 焼けたテラコッタ色。
きっと触ると熱いはず。



沖の
カヤックの人がふざけてオールを振って
何やら叫んでいるが、我々には聴き取れない。



「キョロロロロ・・・」
背後の森から鳥のさえずる声がした。

今まで聴いたことのない不思議な鳴き声。
南の島の、色鮮やかな羽の鳥の声。


ふいに
その人が日焼けした笑顔でこちらを振り返った。

ひと呼吸おいて
オカリナを吹くような具合に手を口にあてて
「キョロロロロ・・・」
その鳥の声色を真似はじめた。


いいね。
そんなのもいいね。
では、今夜は二羽の鳥になろうか。





私の髪には濃い桃色の花。

いたずらに刺した そのひとの指が 
耳もとから唇へと
迷いながら滑ってゆく。




きっと
夜が明ける頃には、
ほんの少しだけ萎れて色あせる。

枕元のこの花も
私も。





【TB】梅雨本番 天人花咲く あさっては晴れる!

  ぬちぐすいな「碧」と「紅」 大切なみんなのためにできる事








  

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10 コメント

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なんだか・・・ (picco)
2005-06-04 23:34:38
こころ安らぎました~。



なんだか最近はゆっくり自分の時間を作る余裕がなくて・・・

気持ちの問題なのでしょうけどね。
きれいな写真ですね。 (qoochan)
2005-06-07 00:51:28
お玉さんの文章は

読んでいる間に

私の前では 映像に変わっていきます。



道の白さや木々の枝の緑もあざやか

動きもスムーズ アドリブまで



今日も主人公の女の子は わたし

ふりかえった男の子の顔は  

亡くなった夫?

それとも?
Unknown (しまないちゃー)
2005-06-08 14:40:10
私も、お玉さんが作る風景の中に、いつの間にか自分を置いています。

私はこれを「お玉ワールド」と呼んでおります。今日も素敵なお玉ワールドで私は乙女になりました。
心がほどけてゆく時間 (お玉)
2005-06-09 20:43:58


その人はまるで『仙人』みたいでした。

老人と少年が同居しているような人でした。

美味しい茶粥の造り方と、小船の操縦の仕方と

月夜の夜のヤシガニの捕まえ方を

私に教えてくれました。



もしかしたら

島で出会ったことは幻だったのかもしれません。





◆ぴっこさん



みおちゃんも大きくなってきて

ますます目が離せなくなっていることと思います。

新米ママにとっては、多忙な日々なのでしょうね。

もうすこし、みおちゃんが大きくなったら

ご家族で南の島へなんぞ、旅行もできそうですね。





◆くーちゃんさん



お玉の書いたものを、映像で観てくれているのは

すごく嬉しいです。

お玉も、読む人にとってそんなだったらいいなと

願いながら綴っているから。



つたない文を、いつも読んでくれて感謝しています。





◆しまないちゃーさん



『お玉ワールド』

この国の法律に共通しているのは「てーげー」なこと。

八重山の方言で「適当(いいかげん)」の意です。

私も、万年乙女のようなもんです。(笑)

でへへ。









おひさしぶりです (m.saito)
2005-06-12 22:05:18
はじめまして。ミクシイで某友人のところから来ました。

「お女中でござる」の頃から、一方的にですが、知ってました。

某民宿のヘルパーさんを体調を崩してやめられたとのことで、その後どうされたのか気になっていたんですが、お元気そうでなによりです。

文章が読んでいて気持ちよく、「お女中でござる」のころよりももっと、表現が豊かになられたようですね。また続きを拝見します。
m.saitoさんへ (お玉)
2005-06-16 18:43:31
どもども!



コメントありがとうございます。

「お女中でござる」には、5年前島に住んでいた頃の

思い出がぎっしりつまっております。

私の初めてのHPで、今読み返しても感慨深いです。



貴HPの秀逸な写真、見せていただきました。

素晴らしいです。



竹富島から生まれる、新しいつながり。

我々の共通のお友達に感謝です。



きょろろろろ。 (はんたろう)
2005-06-17 23:25:09
いつもすてきな物語、楽しく読ませてもらっています。

何度も読み返していたら無性にアカショウビンが描きたくなりました。

よろしかったら鳥虎受け取ってやってくださいまし。
ああ、はん様・・・ (お玉)
2005-06-19 20:25:03
実はお玉はまだ本物のアカショウビンの姿を

観たことがありません。

でも、声は島で何度も聴いているのです。

暮れかかった空のどこかで、ころころと転がすような声で

夜の到来を喜ぶ鳴き声を。



イラストのトラックバックは 特別心がときめきます。

ありがとう・・・はん様。

ご無沙汰致してマス (refs design)
2005-10-04 19:46:29
.

.



鳥の声に誘われてやってまいりました。





西桟橋



ここから見るいちにちの誕生と終わりは

本当に美しいですよね。



素敵な綴り

ごちそうさまでした。





いらっしゃいませ♪ (お玉)
2005-10-04 20:53:29
こんばんわ。



秋になって、朝晩は肌寒くなりましたね。

西桟橋のコンクリートにバスタオル敷いて寝そべって

くつろぐのが大好きでした。



空と海のはじまりと終わりの線が微妙に色付いて

変化に見とれているうちに

いつのまにか夜になっているんです。



ささ、こっちへどうぞ♪

美味しい泡盛がありますゆえ。

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