廃墟賛歌ブログ

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旧志免鉱業所竪坑櫓 2

2009-05-27 19:27:35 | 産業遺産
前回からアップしている旧志免鉱業所竪坑櫓。
今回はいよいよ上階へ進みます。



最下部から上部へ行く最初の階段。
かつては突き当たりの穴が、
頑丈なコンクリートで固められていましたが、
昨今の九州産業遺産への注目とともに、
上部の見学ができるようにと、開けられたのでしょう。



途中階段から見える柱に埋め込まれた鉄筋は、
どれもが鉄筋というよりは鉄棒のように太く、
さらにその間隔が半端なく狭く造られています。
さながら鉄棒コンクリート造と言ってもいいくらいですが、
どんだけ頑丈に造れば気が済むんでしょうね。
海軍の炭鉱だったことが、そのトゥーマッチな造りから忍べます。



6階のガイドプーリー室跡です。
現在はすでにプーリー(滑車)もなければ周辺機器もありませんが、
この床に開いた巨大な穴に大きな滑車がはめ込まれ、
轟音とともにケージを上げ下げしていたかと思うと、
感慨深いものがあります。
今は吹き抜けになった穴越しに志免の街並みが見晴らせます。



そして8階のメイン巻上機室です。
ここももちろん機器は既にありませんが、
その広い空間から、巨大な捲き上げ機があったことが想像できます。
今は壁面に開けられた四角い窓から差し込む、
柔らかい光に包まれていました。



床面中央の穴がメインプーリーの跡、
その左隣の穴がモーター設置場所跡。
中央奥が地上と搭上をつなぐ人員および資材運搬用のエレベーター。
蛇腹開閉式の扉と針式階数板が時代を感じさせてくれます。
その左がケージの捲上操作をしたスペース。
巻き上げ機は2基設置される予定だったそうですが、
結局1基しか設置されなかったそうです。

この時の見学の様子は、
ワンダーJAPAN誌 Vol.11 に特集記事で掲載されているので、
ぜひご覧になってください。



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