前ブログに続きヤフオクで島倉千代子のLP「鳳仙花」を手に入れました。
この時代のコロンビア録音は、特性はともかく人の声は大切にしっかり録音してあり、LPは捨てがたい魅力があります。
まさに声の試聴用に向いていると思いました。
この人の歌唱は、こぶしをつかう演歌とも少し違います。ビブラートで伸ばすところは他にない綺麗な声で魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9GEXW-X21GQ
従来通りこのLPもデジタル化しましたが、デジタル化する前にLPを水洗しました。
私は特殊な器具や洗浄剤は使っていません。
まず台所洗剤を盤面に一滴たらし、よく濡らしたティシュ・ペーパーで伸ばしながら温水を流しティシュ・ペーパーで洗浄します。
レーベルに水が少し、かかってしまいますが乾燥すれば元に戻り心配は無いです。
水洗後、洗剤が残らないよう水道温水で良く流し、最後に乾燥したティシュ・ペーパーで表面の水滴をやさしく吸収し、風乾してから再生します。当地の水道は谷川を水源としていて軟水系のため溶解無機成分も少なく問題になりません。
洗浄によってごみ粒子などはほぼ除去できますが、傷によるプチ・ノイズはどうしても残ります。ノイズ除去処理をかけると明らかに音が甘くなりますから処理はしないで「デジオン・サウンド」で大きなノイズは波形を拡大・確認しノイズ部分をカットしています。このとき大切なことはカットした前後の信号のレベルがスムースにつながるようすることです。ノイズ一波長をカットしても聴感では分からないと思います。
1波形拡大によりノイズを確認する。
2ノイズ部分を選択・LRともカット後の信号レベルが同じになる部分を選択する。
3カット後の仕上がり
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