昨日に引き続き、自作のプリアンプの回路図を紹介します。
このプリアンプに至るまで数方式の回路を自作してみました。やはりマランツセブンやマッキントッシュC22の回路は優れていて破たんの無い音がしました。
しばらくは、マッキントッシュC22の回路の音が気に入り使用していました。その後SRPPという回路がマイナーではあるけれどいくつかの雑誌に発表されて目にすることとなり、パワーアンプの経験で負帰還が少ないほうがリアルな音がする傾向はつかんでいましたのでこの回路に着目し自作しました。その結果、定位がよくてこれまでに無かった生き生きした音が得られました。
【プリアンプ基盤裏】
オーディオアンプを製造されていた上杉佳郎氏が提案していたベークライト盤にネジをたてる方式で配線しました。丈夫で安定しています。
【プリアンプ回路図】
以降この回路に適した部品の選択などを進め、自分用に2台、友人などから依頼を受け他に5台を製作することになりました。私の製作とほぼ同時期に、この回路で三栄無線とLUXがキットを発売した経緯もあります。
追記
SRPP回路では、ヒーターにバイアス電圧がかけてあります。バイアスをかけないと発振しやすくなります。
カップリングは現在製造されていませんがルビコン・スーパーツイストLXを、イコライザーには(独)ウイマ・ポリカーボネートとポリプロピレンタイプを選定しました。またカソードコンデンサーは当時評価の良かったブラックゲートを使っています。
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