先だって古民家の棟札を読んだとき改築前の家七間三尺・六間と新築七間半・六間の寸法が書かれていました。
大工であった叔父にそれを読んでもらったところ昔は使ってはいけない寸法がいくつかあり、例えば7×6であると42、となるため三尺又は半間を足して42を避けた設計にしたものだというのです。
曲尺には各数字に縁起を示す文字が刻んであると自分の曲尺を見せてくれました。
そういえば当家の屋根も何故か左右対称でないため以前から不思議に思っていたものでした。
そんなこともあり今日近辺の古民家を調べるといずれも非対称の造りになっていました。
昔の大工職人はそんな数字の細かいことまで縁起に気を使っていたようです。