南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

古民家の棟札

2017-03-12 | ふるさと・行事

この地域の「七色の里プロジェクトなかはら」の古民家再生プロジェクト『いつでも集い隊』の皆さんが古民家再生作業に取り組んでいると連絡をいただき見学させていただきました。

男性陣は、壁の漆喰塗りや建具の洗浄、女性陣はタンスなどにある衣類や雑品の整理をしておられました。

無住になり30年以上、増築された部屋も幾つかあり再生作業量は相当必要と思われます。

この建物を私の祖父が建てたと聞いていましたので、棟札を確認させていただきました。

棟札には明治40年の建立となっていました。築110年前になります。

煤けて読めない部分もありましたが、大工は頭:瀬戸・細江英佑、副:細江竹三郎(祖父の名前)、指口:熊崎善松、他に久野川・進藤栄吉、○○貫市、○○鈴吾、火打・細江浅吉と書かれていました。


大工をしていた叔父に確認した結果、棟札の表の詩は、火事除けのもので、棟札は、はたおり用の筬(おさ)二枚で挟み、中に天照大神のお札とお金を入れて屋根下に縄で縛って保存するものとのことでした。叔父の説明のように、この棟札も天照大神のお札と一緒に筬で挟んでありました。