ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

香港・日本2014年行:余命幾ばくになったら

2014-05-06 | アジア・中華・香港
沖縄に向けて香港を出発するときに空港で目にした、このメニュー

思わず足が止まりました。


全部を写真に収めることはできませんでしたが、気になるものだけ。

香港式醤油焼きそば
香港の屋台飯の原点


四川坦々麺
とはいうものの

かなり上海&香港アレンジされたテイスティーなもの
辛さも本場に比べたらかーなーりマイルド


香港料理の

シンガポール・フライド・ヌードル
カレー味の焼きビーフン
私が住んでいた20年前のシンガポールにはありませんでした。
家でもよく作ります


広東式エビワンタン

上品な薄味と皮のテロテロ感がたまりません。


小籠包

日本では台湾のお店が有名になって台湾名物と勘違いされていますが
これはやっぱり上海か香港が本場でしょう


台湾と言ったら断然こちら

とにかく豚ひき系多し
麺バージョンもあり
煮玉子も最高


個人的には香港のワンタンよりさらに好きな

台湾ワンタン
本場ではさらに皮が薄く(この写真の皮ではなく)
中身が全て透けているようなのが絶品
それでも煮崩れないところが


台湾A菜

これをご存知だったらかなりの台湾通


日本の麻婆ナスに近いですが

干し魚フレーバーで段チに美味しい(と思います)


白鶏とか海南チキンとかいろいろなバージョンがある

チキンの白蒸し
中華から東南アジア一円にあり、醤油蒸しと双璧をなす
アジア食のテッパン
(鶏はイスラム圏でもセーフだし)


もしも余命幾ばくと宣言されたら、こんなものを食べ歩きながら
自分の来し方を振り返り、
「いい人生だった
と心から言えるような一生を送りたいものです。


そこには天ぷらもカツ丼もすき焼きも、お新香も味噌汁も入らず、
ラクサやトムヤムクンやバクテーは入ってしまうという、
自分の食の原点はアジア
をつくづく実感した瞬間でした。


考えてみたら、
日本暮らしが22年
アジア暮らしが通算18年ちょっと

どっこいどっこいな訳です。


台湾に出入りし始めた大学時代を加えればアジア歴は20年を超え
すべてが自分の選択だったと思えば、むべなるかな。


そんな「余命幾ばくメニュー」に滑り込みそうなのが

ソーキそばを始めとする、沖縄料理


今回初めて訪問したのに、その食は衝撃でした。
それだけ沖縄料理がアジア料理に近いとも言えそうですが(笑)
私の味覚センサーにドンピシャでした。
(※過去にも食べたことがあったのに、やはり本場は違いました)



「余命幾ばくメニュー」とは関係ない、オマケ写真

楊州チャーハン
香港で日本からの出張者がやたらに頼みたがる一品
高級中華になればなるほどご飯は食べないので、香港人が嫌がり
間に立つ身は困りました(笑)
(※チンジャオロースーや杏仁豆腐のリクエストも困った~


香港式カフェの朝ご飯メニューでもある

堂々のインスタントヌードル
トッピングはあるものの、こんなメニューがあるんですよー
(※実は1回ぐらいしか食べたことがないかも←朝ご飯抜きの人)


この店、メニューは最高なのに全席にテレビが付いていて

消化に悪そう


でも、こんなところは笑わせてくれて



外にはテレビなしのややオサレな席も



でも、すぐ隣にはダンボールが山積みで

オサレが徹底できないところに台湾人のルーツを見たかも


そんな愛すべきアジア
いつでも笑顔にさせてくれる、懐深い場所


離れて10年も経つのに、日本を離れて30年も経つのに
初めて知ったかもしれない、郷愁という想い。
また訪ねる日を楽しみに、コツコツやっていきますわ。


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