Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

親の気持ち

2010-03-31 | 夫婦・家族
私の一番下の弟(22歳)がこの春大学を卒業しました.

13歳年の離れた弟.姉というより,口煩い母親がもう一人いるような感じだったかもしれない.

一緒に散歩に行ったり,幼稚園のお弁当を作ったり,当時高校生の私は,母親よりも「あれしちゃダメ,これしちゃダメ」と煩かったみたい…(苦笑).

年老いて産んだ母に代わって(といっても36歳での出産.今の私と似たような年齢),小学校を休ませてUSJに連れて行ったり,サファリパークや遊園地に連れて行ったり.弟が小学校6年生のときは,

社会見学させてあげたいって思いから
10日間ニューヨークにも連れて行きました.ウチの旦那が,この頃からよ~く弟の世話をしてくれてた(苦笑).

一緒に生活できる年数も数年間だけだから,姉としてできるだけのことをしてやりたいなんて,お節介心もあって.

そんな弟が大学を卒業し,無事,自分の希望する会社へ就職することが決まり上京しました.

まさか弟の時代に就職難だなんて想像もしていませんでしたが,志望の一社をダメもとで訪問し,面接を受け,無事内定.職種も,彼が進みたかったデザインの世界.

大学でデザインを専攻していたのだけど,この大学の学部からデザイン関係への就職が決まったのは弟だけらしい.この就職難に,こんな決まり方は珍しいと皆が驚いていました.「熱意」と「頑固さ」と「しぶとさ」がモノをいったねぇなんて,話しました.卒業制作も地元の新聞で取り上げられ,胸を張って上京できたかな?

これから都会での一人暮らしが始まるけれど,一人っ子のように甘やかされて育った彼は大丈夫かな?と心配したりしてしまいます.

昨晩,久しぶりに実家の母に電話をすると,もうすっかり寂しさから吹っ切れてた.気難しい父と夫婦2人だけの生活に戻って,やっぱり張り合いには欠けるようだけど,子供達にとって,自分達の夢に向かって進んでいくことのほうが大切だから,これでいいんだって.良かった,寛大な両親を持って.

私も20歳で日本を飛び出したんだもの,子供達にもそうできる母親にならないとねぇ(汗).となると,息子とはあと17年間しか一緒に居られないんだね…(涙).

母:「しかし,どうしてウチの子達は皆,地元に留まらず,都会へ都会へ行こうとするかなぁ?」

母:「しかも,皆頑固.自分のやりたいことを絶対に曲げない.それに向かって突き進む.あんたもそうだったし…」

なんて言ってました.

真ん中の弟もずっと東京で,自分の夢実現のために頑張ってるし.だ~れも父の仕事の後を継ぐ意志無し(苦笑).きっと,誰も岡山に戻って生活することはないだろうなぁ….両親が元気でいてくれている間だけの故郷…ってことになりそう….皆,岡山は好きなんだけどね.

終いには「東京の老人ホームを探そうか?」なんて言っている両親.そうしてくれるほうが私は助かるんだけど(苦笑).

子供に執着して,いつまでも傍に留めておこうとせず,夢を応援して,自由に行きたいところへ羽ばたかせてあげられる親にならなきゃね…って,今日はいい雰囲気で旦那と話しました.

「そうお前の両親にも言ってくれ!」と心の中で思った私なのでした…(あはは).

いつもこんなパターン.

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