入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   ’18年「春」 (44)

2018年04月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 遠くの残雪の山々が、今は一番に美しく見える。その中でも仙丈岳と空木岳は飛び抜けていて、家を出て一段高い開田に出るときょうのような好天の日には、その両方の山が、左右に見えてくる。光線の加減もあって朝は空木岳、夕暮れは千丈岳がいい。
 弘妙寺の桜はもう盛りを過ぎてしまっていたが、それでも間に合った。芝平分校の跡地の花も、すでに勢いは過ぎて散り始めていたが、例年ならこれからのはずだ。とにかく今年は草花の生育が異常なくらいに早い。第2堰堤から眺める落葉松の林はもう芽吹き始めたようで、薄い緑の靄のように見え、これもいつもの年よりか半月以上は早いだろう。そんなに急がずにもっとゆっくりとした進み具合を守って、自然の再生する姿をじっくりと見せてもらえぬかと、周囲の森や林に頼みたいほどだ。

 昨年は、露天風呂に手子摺ったが、今年は一度で着火してくれた。取水の水量は申し分ないし、ついでだからと点検を兼ね風呂を沸かし、一風呂浴びた。浴びてみて、やはりそうする必要があったと分かったが、技術的なことになるので詳しくは書かない。戸台の方から来た車が1台こちらに気が付き、不思議なものでも見るように見下ろしながら停車し、そしてゆっくりと通り過ぎていった。
 空はどこまでも青く深く、これでコナシや白樺が芽吹き出せば、露天風呂は天国だか極楽になるだろう。旅客機が音もなく東から西へ、銀色の機体を輝かせながら飛んでいくのが見えた。さながら自然の中に埋没していくようで、非現実的ないい時間が流れた。
 
 北原のお師匠が電話をくれ、昨日のUme氏の空撮写真を大変に褒めていた。「本当に入笠はいい所だ。あんな写真を見れば誰でもそこへ行きたくなるだろう」とのご感想。そこできょうも昨日撮ったUme氏の空撮写真。お師匠は少し風邪気味、ご自愛くだされ。

 入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。


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