
そうは言っても「まだいいだろう」と言う気持ちに抗えず、何もしないでいる。明日の「騒動」の準備をである。
包丁だけは研いだ。それも、柳刃などに使う仕上げ砥でやった。菜切り包丁など荒砥でも充分なのだが、いつの間にか所在不明になっている。どこへいってしまったのか。
そもそも、この「騒動」は何年も前、FMZ君が帰省の都度に彼の家で開いた宴会が始まりだった。それに、後から句会も加わり、騒動の激しさは一段と増していった。句の選考の際に「ハシユキ」と怒鳴るのは、誰からも評価を得られなかったときのお馴染みの台詞で、その意味は「無票」、橋幸夫の「霧氷」から来ている。
とまあそんな調子だから、この句会のおよその察しはつくだろうが、会は初代の主宰を追放して安定したらしく、SADA君、そして現在はTDS君を中心に今も続いている。句集も200回を記念して出ている。結構なことである。
因みに、その追放された気の毒な人物とは、これを呟いている本人である。クク。
誠に残念で惜しまれるのは、この騒動の中にはFMZ君、SADA君の2名の姿がないことだ。二人とも、名句、佳句を多数残し、早も、彼らは今生を旅立っていった。
長きにわたる交友については語り切れない。世話にもなった。喧嘩もよくした。牛守になった者とは違い、二人はそれぞれが東京と地元で会社を経営する身で、2歳年上の落ちこぼれをよく気遣ってくれた。
指先が天指す地指す盆踊り (SADA)
白魚の黒目ばかりのすまし汁 (逍遊ことFMZ)
そろそろタマネギでも切るか。スープストックの準備も始めよう。カレーしか作れないわけではないし、3年間やった「キャンプ ワン」は料理の味が悪くて赤字になっていたわけではない、ということも最後に言い添えておこう。
いまだに続いている「騒動」、二人も喜んでくれているだろう。
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本日はこの辺で。





