夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

終わった人

2018年07月05日 | あ行の映画
Story
大手銀行の出世コースから外れ、子会社に出向したまま定年を迎えた田代壮介(舘ひろし)は、喪失感からネガティブな発言を繰り返す。以前の輝きを失った夫と向き合えない美容師の妻・千草(黒木瞳)との間に溝ができ、満たされない気持ちから再就職先を探すが、うまくいかない。そんな中、ある人物と出会ったことで運命が大きく動きだし……。(Yahoo!映画より)
2018年/日本/中田秀夫監督作品






評価 ★★★★

脚本家・内館牧子の同名小説を『リング』の中田秀夫監督が映画化した作品!

予告ではジムに行ったり、カルチャーセンターに行ったりと定年後の人生を模索するような、もっと地味な展開の映画かと思っていたんですが、物語の途中からIT企業の社長を引き受けることになったり、カルチャーセンターの受付の女の子に恋をしたりと、およそ普通のおじさんでは経験できないような派手な展開がこれでもかとスピーディに繰り広げられていくので、思っていた以上に面白かったです。最後まで飽きさせない感じで、一気に楽しめましたね。
また、時折、壮介の高校時代のラグビー部の回想シーンが登場するのですが、このエピソードがとても良くて、物語に深みを持たせていました。

館ひろしは格好良すぎて、定年後のくたびれた感じのおじさんにはとても見えなかったけど、エリート人生に挫折しても懸命に生きようとする壮介という役柄をコミカルに演じていて好感が持てました。壮介の恋のお相手?になりそうな広末涼子も良かったです。定年後のおじさんを翻弄する、ちょっと小悪魔的なキュートな女性を演じており、この映画に華を添えた感じでした。

良いセリフもたくさんあって、「定年って生前葬だな。」とか、「思い出には勝てない。そこから先、どう生きるのかが大切。」「(人生勝ち続けても)結局、人は行き着く先は同じ。」など、定年を迎えてその後の人生を懸命に生きているおじさん達のセリフには、余計に心にグッとくるものがありました。原作者の内館牧子ならではの人生観がきっとにじみ出ているんでしょうね。

監督が『リング』などのホラー映画で名高い中田秀夫監督だったとはびっくり。とても面白かったので、こういうコミカルな人間ドラマの映画もどんどん撮っていってほしいです。


映画『終わった人』公式サイト


(「終わった人」2018年 6月 ムービックス昭島 にて鑑賞。)
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