晴レニハ晴レノ雨ニハ雨ノ力コブ

バイクに関する四方山話

110714-18 東北縦断ツー⑤

2011-07-18 23:56:01 | Touring 東北
 

07月16日07:30
もう恐ろしいくらい熟睡・爆睡して、あっという間に朝がやって来た。

バタバタ準備して予定よりちょこっと遅いくらいで出発準備完了!!!



昨日の走行距離よりマシだけど、今日もそこそこの距離を走るので気合い入れねば!!!

まぁ睡眠は十分とったのでエネルギーは満タン!がんばるで~!!!





 

出かける前、ホテルの部屋から眺めた仙台の街並み。

昨夜、大通りを歩く人波を見た時も思ったが、一見しただけでは大きな被害は出てないように見えてしまう。

でも、そんな何もなかったような風景の仙台市街地でも(ニュースで見たが)全壊判定のマンションやビルがたくさんあって、そしてここからそう遠くない場所では壊滅的な状態に陥っているところが現実に存在するのだ。













ホテルを出発して仙台の街中を走る。

時々ビルの壁面にネットがかけられているところがあるのは地震によるものか???












そういえばあと1か月弱もすれば仙台七夕か。
 
それにしても街路樹の枝が道路を覆うようにかなり伸びている。まるで緑のトンネルのようだ。
さすがに「杜の都」と言われるだけはある???
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
市内を走っているととある広場でイベントの準備が行われていた。
 
そういえば前日の夜のニュースで、今日から東北の6つの祭りを集めた『東北六魂祭』が行われると言ってたっけ。
 
まだ準備中にもかかわらず、沢山の人が集まってきているようだ。
 
ちょっとうつむいてしまいがちな時だけに、大いに盛り上がって欲しいものだ。
 
 
祭りを見ていけないのは残念だが、先を急ぐ旅ゆえ仕方ない・・・






国道4号線を走り、泉ICから東北自動車道に入る。

あとはひたすら北上する。












09:00
一関ICを出て国道4号線を平泉方面へ

目指すは世界遺産に登録なったばかりの『平泉の文化遺産』
奥州藤原氏が築いた庭園群のうち、毛越寺・中尊寺の2か所を見て回ることに。












09:20
毛越寺に到着













拝観料500円を払って中に入る。












境内を歩いて行くと・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちとわかりにくいが、松尾芭蕉がこの地を訪れて読んだ句の碑がある。
 
 
 
  夏草や 兵どもが 夢の跡
 
 
芭蕉が訪れたときには、この地で繁栄を誇っていた奥州藤原氏はすでに滅んでおり、そんな栄華もいっときの夢であると人の世の儚さやむなしさを読んだ有名な句だ。
 
この句碑に刻まれている文字は芭蕉の真筆と言われているそうな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本堂
 
この毛越寺は一時は中尊寺をしのぐ規模の寺だったらしいが、火災や戦火に何度もあってほとんど跡しか残っていない。この本堂も1989年に再建された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
境内には庭園があって、平安時代を代表する浄土式庭園と言われているそうな。
 
庭園にある大泉池には島があってそこに立石が設けてあり荒海を表しているとか・・・
 
 
 
その立石・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
本来は自立しているのだが、先の地震でどうやら倒れてしまったようなのだ。
 
なので補強の添え木が付けられておりちょっと残念な姿になってしまっている。
(仕方ないのだが・・・)
 
 
 
藤原氏繁栄の頃は、この庭園で雅な宴が繰り広げられていたのだろう、きっと。
 
そんな風景を眺めて極楽浄土を思い描いていたのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
で、私にはこいつがあれば極楽、極楽・・・^^
 
これはずんだ豆を練り込んだ「ずんだソフト」
 
当たり前かもしれないがきなこの味がする。めっちゃ美味しいゾ!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これは「ずんだ餅」
 
なんか見た目と味のギャップがおもしろい。これまた美味ダス!!!
 
 
境内にある茶店で売っているのだが、今日はやたら暑くてかき氷がバカ売れしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 毛越寺を出てすぐ隣にある『観自在王院跡史跡公園』
 
 
毛越寺を建てた奥州藤原氏二代基衡の妻が建立した寺院の跡で多くの阿弥陀堂が池の周りに作られていた。
今はすべての建物が失われてしまい、「舞鶴が池」が復元されている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
舞鶴が池
 
時間があればこの池の周りをのんびり歩いて回りたいのだが・・・
 
 
 
 
 
 
観光バスやらマイカーやらがたくさんやって来るようになってきたので、そろそろ次の場所へ移動するとするか。
 
 
 
 
国道4号線に戻り少し北上したところにその場所、中尊寺はある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10:10
国道からすぐのところにある駐車場。
 
ここから坂を上って本堂近くにも駐車場はあるらしいが料金10倍くらい取られるらしい(駐車場のおじさん談)
 
 
歩いて上がればいいやん!!!
(この選択が間違っていたことをすぐに思い知らされる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それほど多くないもののバイクも何台か止まっていた。
 
一番遠いナンバーは「佐世保」ナンバーだった(゜д゜)!
 
 
なんか日本一周してるっぽい・・・
 
 
 
 
さっ!お寺お寺っと!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
駐車場からすぐ坂が始まる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「月見坂」なんて風流な名前がついているが、かなり急な坂で月を眺めながら、なんて気分にはなれない・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
坂は続く・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
更に坂は続く・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして坂は続いていく・・・
 
 
 
 
 
 












 




ひーこらへーこら、やっとのことで坂を上がってきたら小さな山門があり、そこに「中尊寺」の名前が!!!

思ったよりずっと小さな門に思わず、「えっ、ここ?」って口に出して言ってしまった。
 
 
それにこのすぐ近くに先に言ってた駐車場があり、こんな大変なら高くてもそこに止めれば良かったと後悔しても後の祭り・・・












中尊寺本堂

1337年の大火で焼失し、1909年に再建された。

近世の中尊寺は衰退していて、天台宗東北大本山の称号も1958年になりようやく許された。












さらに進むと前述の大火も免れ国宝に指定されている金色堂がある。











ここが中尊寺のメインディッシュ!

さすがに皆押し寄せる。団体さんがたくさんやって来ているのだ。











この建物は金色堂ではなくて覆堂といって金色堂を風雨から守るために全体を覆っている建物だ。

残念ながら内部は撮影禁止ということで写真はここまで・・・












旧覆堂

金色堂の解体修理が行われるまでの約500年間、金色堂を守ってきた。
室町時代中ごろに建てられたらしい。













月見坂の途中から

手前にJR東北本線、その向こうに平泉バイパス、そしてその向こう側にあるのが北上川。

彼方の山々の向こうには地震・津波で大きな被害のあった気仙沼や陸前高田がある。

ほんの少ししか離れていないのにここには平和な風景が広がっていて、ちょっと複雑な気持ち・・・








汗をダラダラ流して坂を下り、出発することにする。

バイクに乗って、国道4号線を北上、平泉前沢ICから再び東北自動車道に入る。


ダーーーっと走って、盛岡ICで一般道、国道46号線へ

ガソリンを補給して、自分たちもそろそろ燃料補給が必要な時間になってきた。


そう、盛岡といえば押さえておかなければいけない食べ物があるのだ!!!


さぁ、食べに行くぞ!!!

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