『2005年1月6日逝去 享年17才 五右衛門 ♂ペルシャ 愛称 ぷ~くん』です。
慢性腎不全と診断されてから2年半、通院と自宅にて毎日朝晩の点滴治療を続けました。
腎臓に溜まる有害物質を排出する為、皮下への輸液を100ccずつ2回
毎日欠かさず行っていました。
背中の首の下辺り(母ネコが噛んで持ち運ぶ所)に注射針を刺すので
白い毛のぷ~くんはいつもその辺りが少し血の色が残ってしまってました。
朝晩の点滴以外に食餌療法も行っていましたが、
療法食を食べなくなっていった時は
とにかく食べられる物・・・好きなものをあげていました。
腸内の有害物質を吸着させる薬も食餌に混ぜたりしましたが
必ず吐いてしまうので その薬は、与えるのは止めました。
しかし、治療のせいか概ね普段の生活は、そう深刻な状態になるわけでもなく
普通に楽しく暮らせる事ができていたのです。
ただ、腎不全は治る事のない病気です。徐々に進行していき
ある日突然の危篤状態になりました。
ひどい貧血を起こして緊急に輸血をしました。
1日入院させ、泣きそうになりながらお迎えに行くと
ぷ~くんはケージの中から 私の声が聞こえたのでしょう、立ち上がり
こちらを見て「にゃあ」と短い元気な声をあげたのは忘れる事ができません。
その後も脱水が進んで 起き上がる事ができなくなったり、
血中のミネラルのバランスが崩れ 元気を失ったり
食欲が全くなくなり、強制給餌をしたり 肝臓が悪くなったりと
その度に、対処療法ではありますが、治療を続けました。
私は何度も大泣きしながら車を運転して病院に通いました。
しかし ぷ~くんはそのつど頑張り、復活してくれ
またわずかばかりの平穏な日々を送る事ができました。
しかし、治療を開始して2年半経った時、
とうとう病魔はぷ~くんを私達から奪っていきました。
それ以来 私達はとてもぷ~くんの死に直面する事が出来ずに居て
思い出を語ると涙があふれ出、写真を整理する事すらできず、
いわゆるペットロス状態だったんだと思います。
何故だかわからないですが、みいこさんが逝ってしまった事で
ぷ~くんの死にもこうして向かい合う事ができました。
みいこさんとぷーくん 居なくなった事は寂しいですが
私達はこの2にゃんの命への責任を果たした思いも強くあり
何かホッとしています。
やすらかに・・・ありがとう。