YMCAは中庭を囲むように建物の壁があり、
その壁が反響板となって、毎晩すぐ近くで銃弾
戦が繰り広げられているような銃声が聞こえた。
疲れていても、とても熟睡はできなかった。
しかし朝になると不思議なほど元気になり、
地図を広げ、まだ歩いていない地域をチェック
しては揚々と出かけていったものだ。
←これはエンパイアSBの
チケット。上の写真は絵ハガキ
やらパンフレットだが、真ん中にあるY字の穴
が開いているコインは地下鉄のコイン。
多分、現在は使われていないだろう。
さて、私は別に危ない所が好きなわけでは
ないので、しっかり美術館も巡った。
サービスデイには無料で入館できるので、
その日時を狙って「MoMA(近代美術館)」
や「グッゲンハイム」へ行った。
MoMAはグラフィック・デザイナーと名乗る
からには一度は訪れたい!と思っていた。
ここではグラフィック・デザインが芸術として
認められていることが心から嬉しかった。
建築の代表作だけあって、
登りながらの壁面の作品鑑賞は
とても心地よかった。
ミュージアムグッズで欲しいものが
たくさんあったが、とにかく貧乏旅行なので、
しっかり目に焼き付けておくしかなかった!
そういえば食費を削るために、よくスーパーへ
行ったが、スーパーで銃や銃弾がなにげなく
売られているのにはやはりギクッとしたものだ。
弾痕もなまなましい車も平気で走っているし、
「お国柄の違い」などというなまやさしい光景
ではなく、社会の根幹が違う国が地球上に
あるんだということが実感としてわかった。
「警察官に呼び止められて、ポケットから
パスポートを出すときは注意しろ!」とは
言われていた。右手で左ポケットに手を入れる
と、銃を出すととられて即座に撃たれるからだ
そうだ。いやはや…。
夜はとにかく危ないので、なるべく日暮れと
ともに宿に帰りつくようにしていたのだが、
ある日、少し遅くなってしまったときのこと、
私は自分の部屋に入れない!という事態
に遭遇してしまったのだ。
こんにちは。
30年前のニューヨーク、スーパーで拳銃が売られてた・・・?!。
日本じゃ考えられない事ですね。銃刀法があるって有り難いです。
パスポートは右側の紛らわしい場所には、入れられない・・・。この時期、警察官といえど安心は出来ない。
こわいですね~~。
以前本で「アメリカではマヨネーズの隣に銃が並んでいる」
とあったので「まさかねえ」と思っていたのですが
どうやら事実だったのですね。驚きました。
前回の「自分の身は自分で守る」というチャーマンさんの言葉が
ますますリアルに感じられます。
チャーマンさんは当時のパンフレットなど
きちんと保存してあるのですね。
私はある時期に「過去を清算しよう」と思い立ちいろんなものを
あっさり捨ててしまったので、残るのは記憶のみです。
でも「あれは若気の至りだったな」と最近思うことが多いんですよ。
歳を重ねると「思い出の品」が大事に思えてくるものですね。
しかし今回は「次はどうなるのっ?」とものすごく気になる
終わり方なので次回が待ち遠しいです!
本当に「銃刀法」がある国、それだけで素晴らしい!と思いました。
アメリカが銃のない国になることは、日本が税金のない国になるのと同じくらいあり得ないことのように感じました。
やられるからやる。撃たれるから先に撃つ、この循環に入ってしまったら一体どこで断ち切ったらいいのか…。
殆どの家の玄関脇にはライフルが置いてあるそうですよ。
本当です。スーパーで当たり前のように売られていましたよ、銃も銃弾も。
それに練習場もあちこちにあって、定期的に狙撃の練習に行くのが習慣のようでした。
乱射事件など、日本でも報道されますが、よほどの事件でないかぎり伝わってこないだけで、発砲事件は日常茶飯のことだと思います。
警察官も危険だと判断するや、即発砲します。しかも心臓を狙います。
またあちらには悪い日本人がいて、留学生に銃への興味を持たせて金を奪い取るような輩がいますから、要注意でした。
私は一切かかわらないように、そのへんのガードは固くしていました。
昔のものを大切にとっておく方ではないですよ、私も。
これらも物置にまとめてほうり込んでいたのですが、ブログのおかげで日の目を見たわけです。
「過去を清算しよう」という気持ちはよくわかります。
たまにきれいさっぱり捨てたくなりますよね!
次回の記事に大変興味がそそられる僕です。
それにしてもスーパーで銃を販売とは・・・(>_<)
エンパイアステートビル、今もNew Yorkを象徴するビルのひとつですね。このビルのデザインって、鉛筆なんだそうですね。鉛筆削りで削った鉛筆を何の気無しに見ていた所からこのデザインになったとか・・・
僕なんかでも仕事で行き詰まったときに、気分転換に散歩や外出などをすると、時々ひらめきがあったりしますもんね。この気持ちチャーマンさんには分かっていただけると思うのですが・・・
続きが気になって気になって夜も眠れません。
何があったのかをあれこれ想像しているのですが、話の流れで「銃」が関わってくるのでしょうか。ブルブル。。
彼の国は、暴力が常識の範囲でまかり通るのですね。
スーパーで銃が売られているだなんて、狂気の沙汰ですよ。
一番上の写真、ちょっとしたコラージュのようで洒落てます。わたしは何でも保存しておくタイプなんですが、観たいと望む時に望む物を探し出すことが出来ません。
疲れても熟睡できず、だのに、朝起きればエンジンが快調にかかる。
鼻血が出そう。
地下鉄のコインって?
どんな風に、使ったんですか?
スーパーに拳銃っていうのも驚きですね。
常に、身構えていなくてはなりませんね。
神経が磨り減ります。
こんな国と無二の親友なんてパフォーマンスをしてきた、お偉さん達の価値基準は、やはりアメリカ?でしょうか。
よく言うじゃないですか。
『平和ボケの日本」って。
ニューヨークなど大都市が、特別ということもあるでしょうが。
グッゲンハイムの内部はシンプルで、証明が綺麗ですね。
こういうところは安全なんですか?
こうなったら、どんどんお話を進めてください。
楽しみ、楽しみ!
次回の記事ですか…いや、まったく当時のNYは刺激がありすぎでした。
今でもスーパーで、銃を売っているのかどうかは知りませんが、銃規制はなかなか進まないようですね。
エンパイアSBはなかなかいい形ですよね。レトロな雰囲気が好きです。
鉛筆からヒントを得た、というのもいい話です!
Torahikoさんの気持ち、よくわかります。私も外をぶらぶらしている時にいろんな発想があります。
それと、なぜか明け方に閃きます。
ですから、枕元にはいつも筆記具を置いて寝ています。
最後のツメはもちろん、デスクで集中しますけれど、ずっと机に向かっていたのではダメですねえ。
思い出して書けば書くほど、異常な体験だったんだ!と再認識しています。
確かに自分がやってきたことなのに、どこか他人事のような、不思議な気持ちです。
日本も危険になったといわれますが、とてもとてもアメリカの危険さにはかないません!
(かなわなくて結構ですが)
写真、気に入っていただけて嬉しいです。
観たい時に望むものが出てこない…わかりすぎます!
あの時は私の神経も異常な興奮&緊張状態だったと思います。
自分の体内で覚醒剤を作っていたような気がします。
まあ、アメリカでもNYは特に危険な街かもしれないですね。
西海岸ではこんな目には遭いませんでしたから…。
「平和ボケ」も世界的にみんながボケてくれればこんなにいいことはないのですが、そうはいかないので日本人がポケ~ッと目立つのですね。
美術館の中などは危険な感じはなかったです。ただ、通りを隔てたセントラルパークは一見静かで平和そうなのに、危険でした。
地下鉄のコインの使い方は、コインを入れるとバーが回転してホームに入れました。出る時は重い鉄格子の扉を押して外に出るのですが、1コインでどこまで行けるのかもわからなかったので、適当に乗っていました。
だいたい聞きたくても駅員がいないんです!