成城のさくらも、殆ど散った。
庭のザイフリボクの花も散った。
だが、この写真をごらんください。さくらです。
しかも色褪せない、極上のさくら…。
これは、以前チラッと紹介したイラストレーター
の七字由布さんの母上、染色家の七字良枝
さんが成城の桜で染め上げた布だ。
なかなかアーティスティックな母娘なのだ。
「成城さくら染」と名づけて、毎年「さくら祭」
に出品してもらっているが、その美しさが
わかる方は、吸い寄せられるように見に
いらっしゃる。
この美しい色は、なんと桜の枝を煮出して
取り出すのだそうだ。
私は染めのことはよくわからないので、
説明はこのへんにして…
興味のある方は、下記のブログ
http://blog.livedoor.jp/atelier_yarn/
をご覧ください。
「さくら染め」の詳しい説明はもちろん、
ハーブの事や編物の事…と話題が豊富
でおススメできる。
それにしても、自然の色というものは、
静かで深く、そして強い。
こんな美しい布を眺めていると、いにしえの
人々の繊細な色感はどのようであったろうと
思えてくる。
人工的な色や、液晶画面の発色のつよい色
に慣らされた私たちの色感は、悲しいかな
随分と退化しているんだろうなあ。
さくらは葉桜へ、ザイフリボクは実へ、と
季節はうつろう。
私はしばし「さくら染め」になごりの桜を楽しむ。
最後になりましたが、昨年、今年と「さくら染め」
をお買い求めくださいました皆様、ありがとう
ございました。
今ごろきっと、美しく皆様を引き立てていること
と思います。
良きなごりの春をお過ごしくださいませ。
さっそくおじゃまさせていただきました。素敵なブログですね。
ちょうど今、クラフトエヴィング商會の本を読み返していたところで、
チャーマンさんの雰囲気って
うわーなんか近い色があるかもという印象を受けました。
ちなみに今読んでいるのは「ないもの、あります」という本です。
赤ワインをゆっくり飲むペースにぴったりの作品です。
クラフトエヴィング商会の本をご存知とは…。私も7,8冊手元に
ありますが、アナログ的ないい味の本ですよね。
確かに赤ワインが合うなあ~と、ねこぼーしさんの感性に感心。で、今晩は「どこかにいってしまったものたち」を読み返しています。(赤ワインがないのがサミシイ)
本当に美しい色合いですね。
透ける布の美しさとお互い引き立てあって、はんなりとした雰囲気。
こういうスカーフをまとったら、桜の命をいつも感じていられそう・・・。
素晴らしい物を見せていただいて感激です。^^
「はんなり」と表現してくださいましたが、そうです、それ!その
感じがぴったりです。
「さくら色」は不思議な色で、その色を見たりイメージすることが、老化予防になるそうです。
特に就寝前などに思い描くと良いとか…是非お試しください。
確かに血のめぐりが良くなるのか、身体が温かくなりますよ。