名寄市長のブログ

北海道名寄市長の加藤剛士です。名寄市は北海道北部の中心市です。明るく元気なまちづくりに毎日奔走してます!

福島県南相馬市

2011年05月19日 | 日記
3日目。

仙台から南下して福島県へ。福島県は海岸部が農地、あるいは工場が立地しているケースが多い。田畑の復旧には時間がかかりそうです。火力発電所など、未だに再開のめどが立っていない工場も多いです。




南相馬市到着。今回最も甚大な被害を受けているまちの一つ。地震・津波に加えて、福島第一原発の影響を大きく受けています。
名寄市では、旧風連町時代から友好交流都市である杉並区と防災協定を結んでいます。南相馬市も同様に杉並区と災害時相互援助協定を締結しており、震災直後すぐに杉並区の支援があり、助けられたと話していました。また同様に杉並区と防災時協定を結んでいる群馬県東吾妻町、新潟県小千谷市は早くから南相馬市の被災者を受け入れをしています。この自治体間連携を法制化してもらうべく、国に要請していくとともに、今後の新たな南相馬市への支援策が意見交換されました。顔の見える相手に直接支援をしていくことで、より効果的な支援体制になるものと思います。


南相馬市 桜井市長。「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれました。


スクラム支援会議のメンバーです。左から東吾妻町の中澤町長、杉並区田中区長、桜井市長、小千谷市谷井市長、名寄市長。


桜井市長の一言一言には重みがあり、これまでの筆舌尽くしがたいご苦労がひしひしと伝わってきます。それでも前をしっかり向いて歩いていく強い意志を感じました。リーダーとはさもあらん。また、幹事の田中杉並区長のリーダーシップも凄い。ダイナミックな発想と決断、そして幅広い人脈があって今回の支援体制が構築されました。名寄市では来週から職員の派遣を決めました。長い戦いになるかもしれません。市民の皆さまにもご支援とご協力をお願いします。


最後に仙台空港です。4月12日より暫定的運用開始。1階にはまだ津波の爪痕が。現在は1日数本の発着ですが、職員の皆さんの熱意と努力に感動しました。壁にはいたるところに寄せ書きが!




頑張ろう東北!頑張ろう日本!