写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から……    茅野 友

海の日

2013年07月16日 | 季節・自然・植物

 7月15日は「海の日」。光市の室積海岸にある「県スポーツ交流村」でマリンスポーツ・フェスティバルがあり、「ヨット開放試乗会」が開催されることを聞いていた。素人でもスタッフと共に乗り込んで小型のヨットでセーリングを体験できるという。何日も前から、着るものや持って行くものを準備して楽しみにしていた。

 当日、奥さんと行ってみると、前日の準備中、高校生が負傷するという事故が起きたため、海上でのすべての行事が中止されることになっていた。楽しみにしていた行事ではあるがいた仕方ない。引き返そうとしていると、主催者が出店している食べ物の販売などは実施するという。販売といいながら、お詫びの意を込めて「無料」でくれるという。

 焼きそば、それにフランクフルトソーセージ、たこやき、ペットボトル飲料水にポテトフライ、頂けるものはすべて素直に頂いた。
時計を見るとまだ10時。家に帰るにはもったいないよい天気だ。海沿いの国道を少し西に走ると「日本の渚百選」「海水浴場百選」の選定を受けている西日本屈指の「虹が浜海水浴場」がある。

 
久しぶりに海水浴をしてみることにした。松林の中にある「海の家」のマス席を借りて水着に着替えたが、その前にまずは腹ごしらえだ。もらったばかりの焼きそばを腹に収め海に向かった。膝まで浸けてみる。少し冷たいが、周りではみんな楽しそうに泳いでいる。

 一歩一歩沖に出てみた。腰まで浸かったところで一時停止する。その位置で、胸のあたりを手で濡らして徐々に馴らす。肩も濡らした。「よし、もうよかろう」、思いきって全身を沈め泳いでみた。寒くはないが、波があって思ったほどうまくは泳げない。

 子供のころから泳ぐ機会はあまりなかった。泳ぐといえば、山の上にある堰堤か小川をせき止めた小さなプールのようなところだった。そんなこともあって、海で泳ぐ時はいつも沖に向かってではなく砂浜に沿って泳ぐ。背の丈以上の深みには決して行かない。子供の水遊びのような海水浴は、ものの10分で終えた。

 海の家で休んでいると、松林を通り抜ける風はエアコンの風より遥かに爽やかで気持ちよい。横になって休んでいると、つい居眠りをしてしまった。山の中だけでなく、暑いと思っていた海辺にもこんな避暑地があることを初めて知った。

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