写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

シルバー人材センター

2008年12月22日 | 生活・ニュース
 今年も残すところあと10日。日頃は見てみぬふりをしてきたが、建築後20年経った家の周辺は気になるところはいろいろある。

 家や周辺の手入れや補修を業者に頼んでやってもらっている人がいるが、このごろでは「シルバー人材センター」というところがあり、市価より割安でやってくれるので、ここに頼む人が多いと聞く。

 仕事の種類は、 駐車場管理・ 自転車修理・掃除・除草・植木の剪定・自動車の運転・買物代行・大工仕事などなどである。

 こうして仕事を列挙してみたが、書かれている殆んどのものは、奥さんの的確な指示のもと私がいつもやっている、いや、やらされているものばかりである。

 そんな今日、今までやったことのない新しい仕事に挑戦をしてみた。道路に面して設けてあるフェンスに高さ70cmのコンクリートの基礎がある。

 20年の間、風雨にさらされ、ほこりで汚れて真っ黒になっていた。昨年、洗剤を入れた水とたわしで擦っては見たが、きれいにならないばかりか大変な重労働だったのでやらずじまいで放っておいた。

 いつか「シルバー人材センター」に頼もうかと考えていたが、あることを思いついた。「高圧洗浄機」である。

 ホームセンターに電話すると、置いてあると言う。すぐ買いに行った。数種類ある内、吐出圧力が85kg/cm2のものを買って帰りやってみた。

 ノズルの先端から出るジェット水の勢いで、面白いようにコンクリート壁が白くなっていった。

 わずか30分で見違えるようになり、新築時を彷彿させるほどになった。外出中の奥さんは帰ってきてどんな評価をしてくれるやら。

 こうしてわが家はいつも私が、名実ともに「シルバー人材センター」の役割を担っている。仕事の範囲は、年金・病気・ダイエットなどのよろず相談までと幅広い。
  (写真は、買ってきた「高圧洗浄機」)