東京都のヒートアイランド対策ガイドライン
ヒートアイランド対策ガイドラインとは・・●東京における2つの温暖化(地球温暖化とヒートアイランド現象)の進行 気象庁の観測によると、昨年7月20日の大手町の気温が観測史上最高の39.5℃を記録するなど、昨夏は記録的な猛暑となり、また近年、熱帯夜日数も30日を超える状況が続いており、東京における2つの温暖化(地球温暖化とヒートアイランド現象)の進行が顕著となっています。このような背景の中で、ヒートアイランド現象への意識は益々高まっていますが、ヒートアイランド現象の詳細メカニズム、地域における熱環境の状況、また対策手法等に関する情報は未だ十分ではありません。 ●都におけるこれまでの取組 東京都では、平成15年3月に「ヒートアイランド対策取組方針」を取りまとめ、全庁的な連携のもと、屋上緑化、保水性舗装等のヒートアイランド対策を実施しています。また、今後においては、都で設定した4箇所の「ヒートアイランド対策推進エリア」(都心エリア、新宿エリア、大崎・目黒エリア及び品川駅周辺エリア)にて、国・区等と連携し、集中的な対策を推進することとしています。 ●ヒートアイランド対策ガイドラインの策定 しかしながら、ヒートアイランド現象は幅広い主体が取り組む問題であり、公共施設での率先対策のみならず、東京の大半を占める民間建築物やその敷地における対策が不可欠です。 そこで、これまでの調査・観測等を踏まえ、東京都区部における熱環境の状況や各地域に適した対策メニューを「ヒートアイランド対策ガイドライン」として取りまとめ、広く公表することとしました。 ●建築主・設計者の皆様へ 今後、建築主・設計者の皆様においては、建物の新築・改修時に本ガイドラインをご活用いただき、地域の熱環境を把握した上で、地域に適した対策メニューを選択し、設計内容にヒートアイランド対策を取り込んでいただきたいと考えます。皆様の対策の積み重ねにより、広範なヒートアイランド対策が着実に進むことを期待しています。(東京都環境局。平成17年7月)
環境省は2007年から全国のヒートアイランド対策を補助する「クールシティ中核街区パイロット事業」を実施しており、従来注目さえていた屋上緑化より、施工が容易で建築物の荷重負荷がかからなく、メンテナンスも容易な遮熱塗料(太陽熱高反射率塗料)が注目されています。
ヒートアイランド対策ガイドラインとは・・●東京における2つの温暖化(地球温暖化とヒートアイランド現象)の進行 気象庁の観測によると、昨年7月20日の大手町の気温が観測史上最高の39.5℃を記録するなど、昨夏は記録的な猛暑となり、また近年、熱帯夜日数も30日を超える状況が続いており、東京における2つの温暖化(地球温暖化とヒートアイランド現象)の進行が顕著となっています。このような背景の中で、ヒートアイランド現象への意識は益々高まっていますが、ヒートアイランド現象の詳細メカニズム、地域における熱環境の状況、また対策手法等に関する情報は未だ十分ではありません。 ●都におけるこれまでの取組 東京都では、平成15年3月に「ヒートアイランド対策取組方針」を取りまとめ、全庁的な連携のもと、屋上緑化、保水性舗装等のヒートアイランド対策を実施しています。また、今後においては、都で設定した4箇所の「ヒートアイランド対策推進エリア」(都心エリア、新宿エリア、大崎・目黒エリア及び品川駅周辺エリア)にて、国・区等と連携し、集中的な対策を推進することとしています。 ●ヒートアイランド対策ガイドラインの策定 しかしながら、ヒートアイランド現象は幅広い主体が取り組む問題であり、公共施設での率先対策のみならず、東京の大半を占める民間建築物やその敷地における対策が不可欠です。 そこで、これまでの調査・観測等を踏まえ、東京都区部における熱環境の状況や各地域に適した対策メニューを「ヒートアイランド対策ガイドライン」として取りまとめ、広く公表することとしました。 ●建築主・設計者の皆様へ 今後、建築主・設計者の皆様においては、建物の新築・改修時に本ガイドラインをご活用いただき、地域の熱環境を把握した上で、地域に適した対策メニューを選択し、設計内容にヒートアイランド対策を取り込んでいただきたいと考えます。皆様の対策の積み重ねにより、広範なヒートアイランド対策が着実に進むことを期待しています。(東京都環境局。平成17年7月)
環境省は2007年から全国のヒートアイランド対策を補助する「クールシティ中核街区パイロット事業」を実施しており、従来注目さえていた屋上緑化より、施工が容易で建築物の荷重負荷がかからなく、メンテナンスも容易な遮熱塗料(太陽熱高反射率塗料)が注目されています。