来る3月19日に市の文化協会から依頼の「海のヒスイ・ロード航海記」と銘打った講演会がある。
何時もの講演会なら縄文漫談的な話でウケ狙いをする所だが、「文化講演会」なので文化的な内容にせねば、と原稿作りの真っ最中である。
そこで三ケ月に渡る海旅の風景などの写真整理をしていたら、懐かしい写真を見つけた・・・メシの写真だ。
中央は雑穀を入れた米・左は味噌汁の出汁(昆布、切干し大根、煮干し、干し椎茸)・右が糠床
海旅の時は雑穀ご飯を主食にして、具だくさんの味噌汁、そして糠漬けを食っていた。
タッパに糠床を入れて海旅に出るアイデアは、知人の日本一周シーカヤッカーの鈴木さんから教えて貰ったのだが、三ケ月の旅の間に高温多湿のシーカヤックの中でも糠床は腐る事はなかった。
煮炊きの基本はガソリンストーブ。米を炊いてからムラしている間に味噌汁を煮るのが順番。
明るい内にキャンプしやすそうな浜に上陸して、最初にすることはソーラー充電器への充電。
そして米を砥いで味噌汁の出汁を取っている間にテント設営と衣類を干す事。
夕闇迫る頃、米を炊いてムラしている間に味噌汁を煮る。
それから糠床から食べる分の糠漬けを出して、明日の分の糠漬けを仕込む。
結構豪華なメシを食ってる図。海旅では梅干しやサザナミ昆布だって貴重なオカズ。
キャンプサイトに東屋やテーブルがあればいう事なし!新潟県内にはこんな海岸が多いのだけど東北には少なかった。ラジオの天気予報を聞きながら、夕焼けを観ながら食事したもんだ。
たまにはスパゲティも食った。麺と野菜を同時に茹でるのがコツ。塩胡椒とオリーブオイルは必須だったが、意外にもスパゲティの味付けは百均製品のフリカケが活躍して、ジャガバター味とメンタイコ味のフリカケが最も美味かった。
三ケ月もそんな暮らしをしていて、体重は二キロしか落ちなかったし病気にもならなかった。
エライぞ俺!